コロナ論」文庫化おめでとうございます!!!
「レガシーを遺す」「のこす」この漢字であってるかな?「レガシー」が「遺産」って意味だと被るから「残す」だな。
そういえば半年前、卒業した高校の図書館に「コロナ論」全巻寄贈したんだ。
井上先生が時々言ってたから、個人に送って蔑ろにされるなら、図書館の方が断然いい!と思ったからだ。
どうなったかなー?
一時自分で病欠の電話を繰り返し、登校拒否してあてもなくぶらぶらしたり、
不意に勉強がバカらしくなってもう留年したっていいと完全に開き直り、数学と物理と家庭科で見事に赤点を取った。
そんな生徒だったからダメかな。
放置され留年と思ったら、そうは問屋が卸さなかった。
熱心な数学の先生にガッツリ掴まり、目を三角にして睨まれ真剣に怒られ、そのあまりの恐ろしさに説教後トイレに駆け込んで号泣した。
でもなんだろ、憑き物が落ちたように「やらなきゃ」と、すぐ課題に向き合い、
期限通り提出したら、先生「よくやったじゃないか」って本当に嬉しそうに微笑んでくれた。
え?なんでそんなに喜んでくれるの?
物理の先生は、赤点の生徒全員を放送で呼び出し教室に集めて穏やかに、
「私は今は先生ですけど、本当はひっそりと掃除をして暮らしていきたかったんです。先生なんてとんでもないんですよ」と静かに優しく言った。
ぽかんと聴いている生徒に課題の紙を配り、
教室内で先生がつきっきりで、全員がレポート提出出来るまでずっと教えてくれた。
家庭科の浴衣の提出も放置したら、
やっぱり先生に呼び出され「今日中に仕上げなさい、テスト前でも関係ありません!」と言われた。
「注意してくれるのは今だけ。大人になったら誰も言ってくれなくなるのよ」
それだけ言って、美味しいコーヒーを素敵なカップに入れてチョコレートを添えて黙って置いてくれた。
ずっと隣の部屋にいて、ボロボロ浴衣が仕上げるまで、わからないとすぐ教えてくれた。
先生、先生、先生、ありがとうございました!お陰で無事卒業できました!
思い返すと本当にいい高校だった。
人生の意味そればかり探して考えてる場合じゃなかった、正真正銘のバカだった。
長文駄文失礼致しました。