よしりん御伽草子読みました。手にした瞬間思ったより大きいサイズだな、と思いましたが絵の迫力を伝えるにはぴったりですね。
おとぎ話に笑いの要素を盛り込む発想は思いもしませんでしたが、あえてそこにチャレンジされて、読む人を楽しませる手法はよしりん先生にしかできないでしょう。
小学生の娘に読ませてどんな反応をするのか観察してみました。
ももたろさんの胎児が真っ二つになるシーンが親として見せてもいいか1番気になりましたが笑いながら読んでたため思いの外クリア。次はじーさん、ばーさんがももたろさんを食べた後交わるシーンですが、さすがに読めなかったようで「もう無理」と断念。
最後は笑いながら「お父さん、変なの好きだよね〜」との感想でした。子供には少々早かったかもしれませんが、イラストから伝わる面白さは伝わっているようでももたろさんが鬼たちとふざけているシーン、浦島太郎が竜宮城で戯れるシーンには声を出して笑ってました。子供は面白いと思った事は素直に笑います。話の内容というより純粋に絵を楽しんでいる印象でした。
よしりん御伽草子のイラストと毒は表裏一体だと感じました。次回も同様の試みをされる場合、万人受けを狙わずに好きなように描いていただきたいと思います。