早雲 の削除コメント

今更ながら、御伽草子の感想を書きますね。
今頃買いやがって、って怒られそうですがw
やっぱり、おじいちゃんおばあちゃんの書き方がリアルで、親しみやすい絵に仕上がってますね。
今の祖父母の人たちは、素朴な顔立ちで、逆に僕らは近代的な顔立ちです。説明になったかなw

かぐや姫は、やっぱりインパクトのあるあの顔ですね。
老夫婦を守って、矢が頭にあたった時、いきなり美人な人が出てきて、酒でも飲んだかのような脳への刺激がきました。
けど、またあれをかぶった時、美人がギャグ顔になった感覚を覚えました。

かさ地蔵は、何と言っても心が温まりました。
子供の時に読んだ事がありますが、改めて読むと全然違った捉え方があるものだと痛感しました。
無欲な人間とはこういう人たちの事か、と考えさせられました。
最後まで、ずっと心が温かい感じがありました。

ばば汁子守歌は、タヌキは完全に今の政治家や、マスメディアのような人間だと思いました。
自分さえよければいい、だまし討ちだろうが、やり過ぎだろうが関係ないどころか、気づきもしない。
謝ったら死ぬ病というより、精神が弱すぎて、自分の行った事実を見る勇気を一切持たない、事実を知る精神的苦痛に耐えられない。
苦痛に耐えられなくなったら、逆切れを起こすので心の病気そのものです。
本当に大切な物は目に見えないもの。人間の五感如きでは捉えられないもの。
むしろ、自分の五感に、自分自身を奪われている。
五感の働きによって、それを絶対的な価値とし、目に見えない大切なものを捨ててしまっている。
例えば心とか、人間性とか。
邪悪な生き方をする者は、覚悟を決めておかなければならない。許してくれるとか考えない事だ。

ももたろさんは、「げっ」と言う声が出ました。
あれは、子供が読んだらグロテスクでトラウマになりそうです。
鬼の絵の力強さは圧巻でした。
乱暴ではあるが、悪知恵より愚直な暴力の方が、好感を持てるものだなと思いました。
文章が長くなったので、ここまでにしますね。

日時
2023-02-11 22:35
投稿者
早雲
記事
「小林よしのりは何故、人に騙されるのか?」小林よしのりライジング Vol.459
No.
98