憲法違反の『門地による差別』に対して鈍感な国会議員が少なくないのは、何とも情けないですが、民間では『門地による差別』が未だに根強く横行しているので、それに引きずられているような気がしないでもないです。
皆さんもご存知だとは思いますが、大企業の正社員になるには「名家」や「良家」の子女として生まれなければならず、就職超氷河期の時にも、「ええとこの坊ちゃん、嬢ちゃん」だけは労せずして好条件の就職先を選べました。
その辺の「駄馬」は非正規・不安定・低賃金雇用に押し込められ、日本社会に大きな歪みをもたらしました。
某大手広告代理店に至っては、昔から「旧貴族・旧華族・旧宮家・皇室等の血を引く者しか採用しない」ことで経済界の内部では有名で、その大手広告代理店にとっては「明治天皇の玄孫」は「身内」みたいなものです。
テレビ局は大手広告代理店には逆らえないので、「明治天皇の玄孫」がテレビに出続けているのもむべなるかな、といったところです。
もっとも、テレビ局の正社員も「ええとこの坊ちゃん、嬢ちゃん」だらけですが。
バブル経済崩壊以来、日本では「能力主義」「実力主義」「自己責任」などが声高に叫ばれて来ましたが、ちっともそうなっておらず、そうなっていないが故に経済が停滞し、経済がガタガタになってしまいました。
今の封建的なやり方を続ける限り、非合理的な格差は極大化し、日本経済の再浮揚など望むべくもないでしょうし、本田宗一郎や松下幸之助のような人物も出て来ない(出て来られない)でしょう。
これは政界にも言えることで、田中角栄のような人物がいたとしても(日本中探せば何人かはいるはずです)総理大臣になることは無いでしょう。
経済界・政界の封建的な体質が日本を駄目にし、亡国へと一直線に向かっている状況です。
こんな状況に風穴を開けるとすれば、『愛子皇太子』の実現ではないでしょうか。間違いなく意識改革に繋がります。
長々と失礼致しました。
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