SAPIO8月号の「大東亜論」読みました。
ついに出ましたね。自由民権運動の立役者で100円札でお馴染みの板垣退助が!
板垣が超二枚目で描かれており、まるで昭和30年代のにっかつ映画に出てくる俳優みたいな顔だと思いました。
大久保を斬った島田一郎の五箇条にわたる斬奸状を読んで、これって現在の安倍政権にもそのまま当て嵌まるじゃないかと思いました。もし安倍首相が明治時代に生きていたら、間違いなく島田の標的になっていたでしょうね。安倍首相は現代の「平和な世の中」に生まれた事に感謝すべきでしょう。
あと島田が斬るべき奸賊に大久保・木戸孝允ら7名を列挙していたという話を読んで、思わずAKBではありませんが「明治の奸賊神7」と名づけたくなりました。
前回の大久保に続き、黒田清隆の悪行にも衝撃を受けました。北海道民の僕は子供の頃、北海道開拓の歴史を勉強しましたが、黒田はその功労者として教わった記憶があります。しかし酔った勢いで妻を殺害→死因を捏造して罪を逃れる→総理大臣に就任して男尊女卑の皇室典範を発布という「黒田の黒歴史」を知り怒りが沸きました。サカキバラこと「元少年A」をさらに悪質にしたのが黒田、と言ったら言い過ぎでしょうか。
来月から「自由民権篇」に突入するそうですが、頭山や板垣等の戦いから、現在に生きる僕達は何を学び取るべきなのかを意識しながら楽しみたいと思います。男達のロマンあり、笑いあり、涙あり、そしてお色気ありの「大東亜論」。ますます目が離せません。
最後に余談ですが、僕は昔「おぼっちゃまくん」のお父ちゃまのヒゲは、100円札の板垣退助をモデルにしていると思っていました。