徴兵というテーマは、ゴー宣におけるひとつの到達点まで来たのかな、と思う所です。正直まだ考えがまとまっていないので、とりあえず思いつくままに述べてみます。
まず単純に、徴兵制に賛成か否かという点には、「私的には反対したい」が、「止むを得ない事態なら受け入れる」としておきます。事態いかんでは、嫌でも受け入れざるを得なくなるでしょう。
実際問題、戦争という事態になれば、何がどう起こるか予測はつきません。全てが推論の範囲内で推移してくれるなら、それに合わせて必要な態勢を整えておけば済む話ですが、そもそも軍事力というのは「何が襲ってくるかわからない」から必要だ、とも思います。
ただし、他の方も述べられていますが、例えば事実上、アメリカによる侵略に加担するための徴兵であるなら、それは「苦役」としか解釈できません。アメリカのために徴兵されて、安倍晋三みたいなクズに「崇高な任務ですよ」と言われたところで、「だったらてめえで行きやがれ!」となるのがオチです。仮に死ぬのなら、やはり自分の生まれ故郷や、家族や大事な仲間たちのために死にたいです。
それと、先生のおっしゃるように、国のために命をかける兵役は崇高な任務だと思いますが、では「苦役の側面」がゼロなのかと言われれば、人間そうシンプルには割り切れないかも知れない、というのも正直な所です。もっとも、外敵が襲ってくるというなら、何だかんだ言って戦う事になるでしょうけれど。
最後にひとつだけ、仮に徴兵を敷くとして、それは常態的なものにすべきなのか、それとも緊急事態の限定的なものにすべきなのか、という点が気になります。個人的には後者でいいのでは、とも思いますが。他にも論じるファクターが山ほどありそうですが、大変な長さになってしまうので、ひとまずこの辺にしておきます。