米国の属国状態を脱して外交のフリーハンドを得ることと、自衛隊が個別的自衛権を発動できる軍隊になることは、これはどちらが先なのでしょうか?これは同時進行でなければならないと思います。この両方が、米軍の侵略戦争に引き込まれるより先に為されることが望ましいのは言うまでもありません。国防が崇高なものだと言うためには、国家においては自国を守るため、兵士一人ひとりにとっては愛する人やその人を育んだ故郷を守るためでなければならず、宗主国が起こした侵略戦争に主体性なく加担するためであってはなりません。
極左の中の親米派(いわゆる日本の右派)と極左の中の反米派(いわゆる日本の左派)の間の細い細い道を征き、突破した先のまん真ん中の平原を征けば、主体性を持って外交し自国を自分たちで守ることができる独立国となり、国防は真に崇高なものとなります。それは個別的自衛権を発動して祖国防衛の戦争に臨める状態になります。
以下は、左翼さんへの回答です。
左翼さんの意見のテーマがようやく判りました。自分は学生だ。ここに集うあんたたちオッサンより我々若い世代の方が徴兵される可能性が高い。それを判っているくせに安易に徴兵制OKと言うな!ということです。だから、女性を除いて自分たちがより徴兵される可能性を高めるな!あんたらが女性を除くのは戦わないくせに自己満足したいだけのマッチョイムズだろ?というわけですね。
これは大変耳の痛い意見です。私たち以上の世代が米国からの独立を果たしていれば、徴兵制ももっと前の時代からなされていた可能性が高く、つまり我々の世代が中心に徴兵されていたはずです。しかし、それは叶いませんでした。我々の力不足でした。
私は40歳になったところです。身体も若干不自由です。だから言う資格はなおさら無いかもしれません。しかし、戦えなくても、白紙(軍属を徴用する郵便物、※赤紙は兵士)が来たら前線に行くだろうと言っておきます。
私たちより上の戦後世代は、実は私たちにとって羨ましい世代なのです。戦後生まれで戦争の悲惨さを知らず、かつ今ほどグローバリズムが亢進しておらず、ゆえに生きるのが今よりも楽だったはずであり、中には高度成長期やバブルでいい思いをした人もおり、結婚も資産形成も比較的楽だった世代だと思われるからです。しかし、その世代の中でも様々な宿命によって苦労された方も当然おられるはずなのです。
生まれ落ちた時代は自分では如何ともしがたい宿命なのです。『卑怯者の島』の矢我隊長のセリフでは「俺たちの役回り」であり、その弟・通明の思いでは「この時代に生まれた意味とは?」ということです。そして、人は生まれ落ちた時代の中で、公と私との間で葛藤し、格闘し、足掻くしかないのです。だから、今やれることをやるしかないのです。
さしあたっては、米国の戦争に引きずられないように独立を志向する国民を一人でも増やす努力をすることが考えられます。まず、よしりん先生が様々な機会で提供される思想を身近な人に伝えてください。そのためには自分が周囲に信用される個人と成らなければなりません。学生さんなら職を得て社会人に成ることです。戦いはそこからだと思うわけです。
これで回答になったかな? na85