shiro の削除コメント

配信お疲れ様です。連休と言っても、休みでない人もおりますし、関係なく読んでいると思いますよ。ただ、現実の救われなさにうんざりしているので、二の句が継げないだけかもしれません。

話は変わりますが、日本人は共同体の空気を読んでうまくやっていくことは出来ても、その中の秩序を超えるような議論をするのは不得手なのかもしれません。そういうことをしようとすると、無粋な奴だと思われて陰口を叩かれかねないですからね。結果、議論などせず、空気を読まずに勝手をやる実力者が横柄に振る舞い、皆の恨みつらみが溜まったところで引き摺り下ろされる。この繰り返しのような気がします。東條内閣なんてそれで倒れたんじゃないでしょうか。いや、歴代の権力者の末路なんてみなそんなものかもしれません。

そうでもなくば、何を決めるにもまとまりのない井戸端会議になってしまい、物事が空転して進まない。これは日本中で見られる現象なような気がします。橋本治先生が、勝ち組と負け組の間に膨大な「ぱっとしないままのその他」がいる、ということをおっしゃいましたが、日本国民のほとんどはこれなのでしょうね。何も決めずに、なんだかよさそうな方にふらふらと近寄って、ダメになれば乗り換えるその他大勢。思想なき人々。社会が安定しているときはそれでもいいと思うのですが、今のような乱世でそれが通用するかどうか。

安倍のような人間が総理を続けられるのも、日本人は話を聞かない横柄な人に慣れているからなんでしょう。俺がルールブックだ、という人物にこそ、不思議な権力が与えられる。
それがなぜかは分かりませんが・・・。

日時
2015-09
投稿者
shiro
記事
「成立した従米安保法案のペテンを教える」小林よしのりライジング Vol.149
No.
44