関西ゴー宣道場を思い返してみると、5人の師範の先生方の、思考を止めないからこその、どんどんどんどん話が深くなっていく様子や、話の奥行きが拡がっていく様子が、聞いていて、とても気持ちが良かったです。誠実に議論をすると、きっと、ああいう風になるのでしょうね。あと、気迫というか、気持ちが伝わって来ました。
また、観客の皆さんの雰囲気がバツグンに良かったです。本当に、もう楽しそうで、また温かくて、熱気と愛情に包まれている空間という感じでした。それで師範の先生方のお話も熱を帯び、そこに観客の皆さんの反応も呼応して、どんどん熟成された空間になっていく感覚は、何とも居心地が良かったです。
先生方のユーモアも、フザケているのではなく楽しんでいるからなのでしょう、話の流れを遮らず、更に加速度的に会話を盛り上げる、絶妙なスパイスになっていました。
あと思ったのは、5人の先生方共に、人の話をよく聞かれますね。だからなのでしょうか、どなたか1人が話をされている時は、他の先生方と一緒になって会場全体が聞き入ってしまう。
あれが、人の話を聞く姿勢なのだと感じました。
高森先生の『日本は、ある意味、北朝鮮を見習わなければならない。』とのお言葉や、笹先生の『日本も貧しくなればいいのかしら。』とのお言葉には、その鋭さに唸らされました。切通先生の、『選挙年齢を引き下げる法案は、行く行くは学校で近現代史を教えられなくなる』とのご指摘は、その先鋭的な物の見方に唖然と致しました。木蘭先生の、『お母さんと二人で、いつも可愛いねと言い合っている』というお話は、まさに木蘭先生ならではって感じで可笑しかったです。
そして小林先生の、歯に衣着せぬ素直で大胆で愛嬌のある、魅力に溢れる発言の数々。もうシビレました。
その小林先生に鋭くツッコむ笹先生と木蘭先生の言葉のセンス。そして笑顔が、素晴らしく可愛らしかったです。
高森先生のお話と切通先生のお話は、理路整然としていて解りやすく、聞いていて、とても心地良いです。
全ての問題を突き詰めると、必ず米国に突き当たるという事実。いまある諸問題は、米国に征服された時から始まり、今も征服され続けている以上、何も解決出来ていないという事実。米国の支配を克服しない限り、何も始まらないし解決しないのだという事実。ハッキリと言って下さり、とてもスッキリ致しました。
テレビの討論番組で、とても理解出来ない発言をする人や、他人の話を遮り自分の話ばかりする人、前後で辻褄の合わない話をする人、平気で話をはぐらかす人、怒鳴る人などを見ている時の、物凄いイライラ感やストレスが全くありませんでした。これが議論なのだなあと、つくづく思いました。
5人の話を、ず〜〜〜〜〜っと聞いていたいと思いました。あの空間に、ず〜〜〜〜〜っと居たかった。本当に素晴らしい体験でした。
少し、私的な話をさせて頂くことをお許し下さい。 私は今回、最初に5階でカレー千衛兵さんにキチンと挨拶をして、ライジング常連の多くの方々と話をして、最後に絶対に先生に質問をすると決めていました。想像したりして、非常に楽しみにしていたのですが…出来ませんでした。私の中で、少し心残りが出来ました。
今回、関西ゴー宣道場に参加させて頂いた事は、私にとって、かけがえのない体験となりました。また、満喫させてもらった大阪の街、とんでもなく楽しくてサイコーでした。串カツ、超美味しかった(紅しょうが最高)。
私は、絶対にまた大阪に来たいです!
第二回関西ゴー宣道場にも、絶対にまた来たいです!