連続コメントになってしまいましたが失礼します。
SPAとFLASHのゴー宣、拝見いたしました。
「君たちはどう生きるか」はやたらと試験問題や予備校や進学塾の問題集に使われてた覚えがありますが
正直ベストセラーになってたのが意外なくらいです。というより一番驚いたのは1937年に出てたというのが。
(あの時代によく発売できたもんだな~こんな内容の本が。)
新幹線の通り魔事件に対する態度でも思うように思い出さずにいられないのは
「佐賀バスジャック事件での『死の訓練』の話」ですね。
正直、ああいう事件が起きた時いせいのいい事言っていてもいざという時に体が硬直してしまうのではないかというのが自分にとっても一番の恐怖です。遭遇した時に持っている鞄を盾や武器にするとか、狭い通路だったら逃げる人を通してから立ち向かうとか、人質にされたら足手まといにならないよう自死して犯人に覆いかぶさって動けなくするとか…。
また変に頭よくなったりすると自分が助かるための打算とか出そうで怖くなります。
そういう意味ではある意味の「正解」を与えてしまったこの本がベストセラーになってるのはある意味危険を感じます。
また、これは以前からの徴兵制の話にも絡んでくる話ですね。
以前よしりん先生はゴー宣で「ニートやネトウヨみたいなのを徴兵したって邪魔にしかならない」と書いてましたが
正直自分含めこんな日本人で徴兵して大丈夫なのか?と。
「覚悟」が済んでる志願者ならいざ知らず、「覚悟」もない一般人を徴兵したとしてそれらの人々が
一方的に殺戮可能な圧倒的な「力」を手に入れたときにその誘惑に耐えられるのかと。精神的にひ弱な人がその武器を「守る側」に向けるのではないかと。「希望は、戦争。~丸山眞男をひっぱたきたい」てバカな本も出たし、さらにネットスラングでいう「無敵の人」が大量に増殖した今は。
特に「いじめの定義」(被害者がそう感じたら犯罪、被害者が100%正しい)がある以上は安心できないです。
(なお、私はこの定義自体がいじめ問題解決放棄だと思っています。めんどくさいから一つ正しい答えだしときゃ満足すんだろな感じで。そしていじめ自殺と無差別殺傷は表裏の関係だと思っています。自分か他人に向かうかの違いで。)
事実前回の時にこの話書いたら「銃乱射するのは出てくる」とコメント欄で断言されましたからね~。(やっぱ出るか~。)
そして、みんな「忠臣蔵」から「ドラえもん」に至るまで「完全懲悪という名の『復讐の物語』」が大好きですからね~。
正直「徴兵制」の前に知力体力精神力倫理以下略やることがたくさんあるのではないかと思わずにいられません。
とはいえ、今時分では「手遅れ」が多いのも確かだと思います。何より、時間がそれを許すわけではないので刃物どころかもう一部軍属者による銃兵器による大量殺人発生は覚悟しなくちゃいけないんですかね~。当然自分がその犠牲者になることも。
ただ、もし自分自身が戦地に行くとしてもこの言葉だけは胸に留めときたいです。
「戦士にとって最も大切なのは力ではない 戦いを怖れる心だ
戦いを怖れるからこそ『同じく戦いを怖れる者達』の為に剣を握って戦える
『自分の握る剣にすら怯えぬ者に『剣を握る資格』は無い』」(BLEACH44巻より引用)