トッキー 2018.9.1 13:28震災・原発問題
【猛暑の電力供給に貢献したのは】
猛暑であればあるほど、そして電力需要の多い日中ほど、
太陽光は大量に発電し、電力の安定供給に貢献できる
というわけです。
「太陽光発電は不安定で、役に立たない」
って言ってた人、出てきて何か言いなさいよ!
と時浦さんが反論を希望されてるので、ご希望とあらば私が
まあこのテルテルちゃんのトレーラーでは
【何を言ったか?】ではなく【誰が言ったか?】で削除するので
すぐに消されるのでしょうけど
東京新聞編集局の8日19日のTwitterでも
時浦さんのブログと同じく
太陽光発電で電力の安定供給ができたと言ってますね
この意見に反論するツイートにはこんな意見がありました。
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(東京新聞電子版)記事本文の方を読むと「他の電力会社から融通してもらう」
事も余裕の根拠として書かれている。「他社から融通してもらってる」って事は
「東電だけじゃ賄い切れてない」って事じゃないですか。
夏は日照時間は長いのですが、ソーラーパネルは高温になると発電効率が下がり
発電量が少なくなります。 最も発電効率が高く、発電量が多くなるのは
3~5月の春から初夏。
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今夏の豪雨で山を切り開いた太陽光発電所が土砂崩れを起こしたり
台風で太陽光パネルが吹き飛んだりと、太陽光発電が
災害を更に深刻にしているという指摘もあります。
時浦さんは太陽光発電の貢献について力説していますが
震災後大幅に増えたとはいえ、
東京電力の創出電力の5%を担うに過ぎないのです。
それでも太陽光発電が増えているのは、
買取価格が通常電力の5倍もするためです。
買取義務のある東京電力は、買取価格を電気代に反映させます。
つまり、太陽光発電が増えれば増えるほど、
電気代は高騰する仕組みになっているのです。
東電は震災以降火力発電所を沢山建設してきました。
ですから今の主力電源は火力発電です。
その燃料である液化天然ガスは中東から運ばれますが
今夏は高騰したため電気代にも反映されていました。
私の家も今年の夏はクーラー3台で2万円を超えました
また、火力発電の燃料である液化天然ガスは、産出後消費されるまで
常にー164度以下に保たねばならない為、 保管コストの問題から
日本の備蓄量は2週間しかないため、中東情勢が悪化すれば
半月で電力不足に陥る計算になります。
太陽光発電も火力発電もそれぞれ問題を抱えているのです。
時浦さんの電力行政批判は、表面だけをなぞった考えそのものですね。
時浦さんは夏の需要が節電要請なしで乗り切ったのを
単純に再生エネルギーの浸透だと思っておられる様ですが
実際は火力発電施設を今までより長く運用して帳尻を合わせただけです。
そもそも昼しか発電できない太陽光では
今年のように夜の需要も高い季節は賄えないのです。
それどころか、商用太陽光が想定以上に広がった九州では、
まだ昼間の発電量が高いのに夜の需要が急減して、
揚水発電への転用も不可能になったので、昼の太陽光発電を抑えるように
九電が要請する始末です。電力網が破損するので…・。
こういう銭ゲバの暴走を許してしまった買い取り制度の問題が
明らかになっているのに論敵叩き目的で再生エネルギーを
過度に持ち上げるのはどうかと思います。