現行憲法を守れば戦争にはならないと信じている
サヨクを批判してきた自称保守は、憲法改正すれば
日本は安泰と信じ込んでいる、というのは本当に
そのとおりだなと思いました。
それにしても右も左も、言論界というのは、ここまで
露骨なタテ社会でありムラ社会、そのうえコネ社会
だというのは想像以上でした。左右問わず、言論人には
官僚の批判をさせたら天下一品という印象がありますが、
なんだ、自分たちだって同じじゃないか、と。
先日「ハンナ・アーレント」を観に行ってきましたが、
職や社会的地位だけでなく、故郷や家族をなくした
ユダヤ人亡命者であるハンナにとっては、自分の人生
そのものであったであろう友人達を失ってまで社会へ
の責任を果たし、自分に誠実であり続けたハンナは
なんて強くて立派なんだろうと思ったものでした。
映画を観た後にこの度のゴー宣を読み、よしりん先生
のご指摘のとおり、ムラ社会の歴史が長いゆえに個が
脆弱で、集に埋没してしまいがちな日本人が個人性を
保ち続けるのは、ある意味あのハンナ以上の強さを
必要とするのではないかと思いました。