『明日、ママがいない』の話題が出ているので私もちょっと初回だけ見た感想を。
児童養護施設を舞台にしていることや、ポストなどというアダ名の役柄や、施設長の非現実的な悪役っぷりなど、どうも全ての設定をただただ泣かせんがための小道具に使っているような印象で好きになれませんでした。
二回目は見ていません。
一時期、安っぽい感動を狙ってやたらと重病人や障害者の設定を使う映画やドラマが流行りましたが、それらと同系譜のものだと思います。
『可哀想な人』を出しておけばみんな泣くだろうとでも言わんばかりのドラマツルギーの欠如からは悪意と偏見をすら感じます。
実際に赤ちゃんポストを設置している病院の方々にとっては、いくらドラマは虚構とはいえ看過できないのも当然だと思いますね。