今週のゴー宣は私が普段から苦々しく感じていたことでした。
以前大学で学外から講師をお呼びして、学生だけでなく一般の方も参加できる講演会が開かれました。団塊の世代かどうかわかりませんが、最前列にいる男性の老人が講義の最中に独り言を他人に聞こえる声で言い出しました。さらに携帯電話を取り出して動画を撮影し、フラッシュありで写真も撮り始めました。
私の地元の老人で付き合った人々は祖父母も含め、みんな戦中、戦前の生まれの人だったので、戦争下の暮らしの話や原爆投下時の状況、終戦後の米兵の様子をよく聞かせてくれました。団塊の世代の人々は学校で出会いました。高校の時の理科の先生が、「日本はこのままだと中国にGDPで追い抜かれて、落ちぶれる後進国になってしまう!!」と授業中に喚いて生徒たちに発破を掛けていました。(当時は北京オリンピック後でした)ちなみにその先生は定年退職した翌年度に再雇用され、60過ぎても働いていました。
私はバブルが弾けてから生まれ、好景気を一度も経験したことなく20年生きてきましたので経済成長など都市伝説程度にしか思っておりません。それよりいかに平穏に人生を過ごすかを考えています。
自分の行いには目を瞑り、自分より弱い立場に対して嫌がらせをする人が老人だけでなく、日本全国増えています。選挙権を手に入れましたが、一年に120万人しかいない私たちの世代では団塊の世代に数の勝負で勝てるはずがりません。だから私は頭数の人間として戦うのではなく、個人で戦う人間として勉学に励み、就職して社会を変えていくつもりです。