ソチオリンピックの女子モーグル決勝の話をさせて頂きます。
明らかに、ジャッジが公平ではありませんでした。
1番最初に滑った上村選手は、滑りのフォームがほとんどブレず、エアも問題なくこなし、タイムも速かった。
解説の方も、1番手という事で冷静に見れたと思うのですが、『最高の滑り』『ピークを見事にここに持って来た』とコメントしていました。
上村選手の顔からも、会心の滑りだった事が伺えました。
で、3選手を残す所まで、1位をキープ。
誰か1人でもコケればメダル確定。
…私は悔しくて、1度しか見ていないのですが、残り3選手共に、フォームの小さな乱れがありました。解説の方も言っていました。
そして、3選手共、タイムが上村選手より遅かったのです。
それなのに、出てくる得点は何故か皆、上村選手より上…。
上村選手に勝っていた部分なんて、1つも無いのにも関わらず、上村選手より高得点…。
彼女は、過去のオリンピックの成績が、長野の7位から→6位→5位→4位と来ていて、今回、本来は3位以上…、否、正確で真っ当な審査が行われていれば、本当は、イッキに1位にジャンプアップしていたのです。
まさに、4年毎に、1段ずつ階段を登って行く宿命を背負った人だったのです。
その運命を強引な力でねじ曲げた白人のジャッジ共に、心底、怒りを覚えました。
彼女の努力を何だと思っているのか! 簡単にねじ曲げてもいい代物じゃーねーんだ! 彼女の時間を返せ!
百歩譲って、せめて、銅メダルくらいは上げても良いんじゃーねーか!? それだけの滑りは、充分滑っていたんだから!
大会が始まって早い段階で、日本人の、しかも女性が、しかも上村選手がメダルを取ったら、日本人選手が、日本自体が元気になってしまうから、白人共は取らせたくなかったのだと思います。
大会終了後、上村選手は、それこそスポーツマンらしい清々しいコメントを発していました。
心中、察する事が憚られる程の、様々な思いがあるでしょう…。ですが、現実を受け入れ、受け止めて、また日常を前に向かって進んで行こうとする彼女には、尊敬の念が止みません。
それに比べ、『まあ、スポーツってのはこんなものだ』などと訳知り顔で話したり、ただただ丸く納めよう、大団円で終わらせようとするテレビの出演者達の、デリカシーの無さ、想像力の希薄さ…。
本人には『お疲れ様』と、そっとしておいてあげ、その分、同胞として代わりに怒って上げる位の気概は無いのか!? 戦って来た戦士に対する礼節は!?
当日が、関東の大雪の日と重なってしまったのは、上村選手にとって不運だった様に思いました。
私は、この先も、この怒りは決して忘れず、ず~~~っと言い続けて行くつもりです。