お忙しい中の配信、いつもありがとうございます。
天皇陛下の日本国憲法を巡るおことばで思い出すのが、祖父の事です。
ご即位のとき、日本国憲法を守り、というおことばが有りましたが、
「納得できない」と言っておりました。
戦友会でも陛下にあのおことばは仰っていただきたくなかった、その話で
もちきりだったとかで。
普段はご皇室を敬愛し、陛下を尊敬している祖父ですが、日本国憲法
遵守のおことばだけには否定的でした。
昭和天皇は立憲主義、という制度を遵守されるお立場、今上陛下は
日本国憲法そのものを遵守されるお立場、ということならそれは大きな
違いでしょうし、自主憲法制定を掲げる立場からすると今上陛下の
お考えは相容れなくなってしまう。
保守の立場を公言する人たちの今上陛下やご皇室への振る舞いの
拠って来る背景の一端がそこにあるのかな、と最近思っています。
だから、保守の立場に立ってきた人達、それに近い考え方の人たちを
「ネトウヨ」だの「ネトバカ」と評す言葉を見聞きすると、そんな一刀両断の
フレーズで片付けられない、と複雑な思いです。
陛下のおことばについて感じましたので不敬覚悟で感想を書かせて
いただきました。