ひょうろくだま之介 の削除コメント

最初の『戦争論』が世に出た時、私は民医連系の職場で一般事務の仕事をしていました。彼ら自身は民医連を共産党系とは言わないでしょうが、控えめに言っても・・・まあ、常に並走していると言って良いでしょう。私が自動的に自分の部署の共産党応援団の書記に決められていたり(何とか断りました)、赤旗の購読を要求されたり(日曜版だけの購読で何とかお互い妥協)、などなど・・・。何の下調べもしないで入職した私も悪いのですけれども。
私は気が弱いのですが、それでも部長の家で部長と隣の部署の課長に挟まれ、党員になるように2時間かけて説得されても拒否する事ができたのは、『戦争論』とその前の『脱正義論』を読んで共産党に対する警戒心が涵養されていた事が大きかったです。私自身が、仕事に関して笑い事にならないミスを重ね退職せざるを得なくなった後(ここで迷惑をかけた事、逆に職場に気を使わせてしまった事は今でも申し訳なく思っています)『戦争論2』が出た時、共産党の歴史的実像が描かれたのを読んで、呆れてしまったものです。しっかり戦争協力してたのではありませんか!
前後しますけれども、入党勧誘は他にも度々あり、よしりん師範の名こそ出さなかったものの「外国が日本に攻めてきたらどうするんですか?」と言ったりして何とかかんとか交わしてきました。その後私がいた時の最後の職場忘年会で、前述の部長が突然『戦争論』の話をし出し、「帯に『戦争に行きますか?それとも日本人やめますか?』って書いてたけど、これ○○君(私です)の言う事みたいだねえ」と大声で言っていました。その後話が膨らむ事はありませんでしたが、思い出すと今でも冷や汗が出ます。

日時
2022-02-08 12:35
投稿者
ひょうろくだま之介
記事
「30周年記念・『戦争論』の経緯」小林よしのりライジング Vol.425
No.
212