「生きて罪を償うべきだった」「裁かれるべきだった」と言っても、そんな可能性はとっくの昔に限りなくゼロになっていたでしょう。
安倍はもう勝ち逃げが確定していて、なにもなければ99.9%安穏と余生を過ごしていたはず。
だから、裁かれるにはこういう方法しかなかったと思います。
“私”的な話ですが、私が今回の報道を聞いてまっ先に思ったのは「因果応報!」ということでした。
しかし、“公”的な話をすれば絶対に許容できない。
早くも来島恒喜の例を出して犯人を擁護するゴー宣読者が散見されるようですが、本当にちゃんと読んでいるのか?と思います。
日本の行く末を真剣に考えて自分の命を懸けた来島恒喜ほどの覚悟が、取り調べで意味不明なことを言ってる今回の犯人にあったか?
不平等条約を締結する気満々の大隈を狙った来島恒喜と、政治の一線から身を引いた元首相を狙った今回の犯人の、どこが同じなのか?
そもそも時代が違うでしょう?今は実力行使以外に取れる手段がいくらでもあるでしょう?
小林先生の漫画では来島がいかに葛藤し、真剣に考えてテロを決断したのかが丁寧に描かれていました。
今回の犯人はもう、今現在報道されている情報だけでもそんな覚悟を持っていない、ただのプッツン野郎であることが明らかだと思います。
今後、日本の言論は委縮し、政治と庶民の距離は益々遠くなっていくのでしょう。
そういう意味でも、やりきれないですね。