私は三島由紀夫が自決した翌年に生まれたので、事件を直接覚えている訳ではありませんが、三島が憂慮した通りになってしまったな、と感じております。 三島が取った手法は決して褒められるものではないとはいえ、三島を否定する気にもなれません。 ただ、三島は卓越した文才や表現力を持っていたのに、何故?という疑問は、後世の日本人として持っております。 三島と交友のあった美輪明宏氏の著作等で、三島の「人となり」を知るにつけ、何とも複雑な思いに駆られます。