夏の【論破祭り】!!! 無駄な長文ですが、狂気のゆえ、ご容赦ください。
皇室芸人・竹田の発言(抜粋)「天皇というのは、それこそ、言論の自由も無ければ、職業選択の自由も無い、宗教の自由も無い、居住移転の自由も無い。人権が非常に限られた状態であるにも関わらず、皇族方ニコニコなさって、不満もおっしゃらずに御公務をなさっている。
「女性が天皇になれないのは差別だ」とか言っている人がいるけど、そんなこと言ったら、天皇はその家に生まれた人しかなれないわけですから、男女に関わらず「差別だ」って、そこまで言うならまだ分かるんですよ。
でも「皇室の存在は善である」としつつも「人権が」と言うのは論理的に繋がらないですよ。」
天皇及び皇族方のご意見を忖度することもなく、好き勝手なことしか言わない人間がよくこんなこと言えたもんだなあと。逆に言論の自由がないことをわかっているから、これだけ好きなことを行っているんでしょうけど。正に、自分で火をつけておいて焼け出された人に同情している放火魔ですね。
竹田の発言から窺い知れるのは、この人物が
1)誠実さなどなく
2)近代的価値観を追求する意思もなく
3)歴史及び前近代的価値観に対する謙虚さも持ち合わせていない
ということですね。
1)については、政府見解から存在しないとしか考えられない皇籍取得希望者がいると言い続け、皇室が危殆に瀕する状況を作り続けていることから判断されます。そもそも陛下をはじめとする皇室の方々に誠実であろうとすれば、女性・女系天皇をあのように悪し様に言い募ることなどできないでしょう。当事者の意思や気持ちに全く頓着することがありません。誠実さをかけらでも持ち合わせていればああはならないでしょう。
2)については、人権や個人を尊重する人間であれば、養子縁組プランに賛成はしないであろうことから判断できます(憲法にも抵触します)。また、1)と重なりますが、皇室の方々のお気持ちを考えずに好き勝手なことを言えるはずがありません。
3)については、過去に実在した女性・女系天皇の存在を無視していることから判断できます。また、民間人に過ぎない人間が明治天皇の玄孫を名乗り公共の電波で意見を発信しているのは、「分」を超えた振る舞いです。あくまで「竹田恒泰」個人として発信すればいいでしょう。
以上の事実を踏まえると、つまるところ「国民主権病」(別名:俺様偉い病)ということになると思われます。なるほど、伝統に対する理解も敬意も持ち合わせていなくて当然です。自分が一番偉いんですから。
伝統は本質を残してその外形を変化させていくもの。恐らく、過去への理解、現在の確認、未来への展望がなければ伝統を残すことができません。しかるに竹田は、上記の点から過去に対する理解はなく、現代における価値観も理解しておらず、そして未来に残したいものも特に無いのでしょう。皇室の方々にも、一般国民にも迷惑なので、変な発言は控えていただきたい。
確か『葉隠』に、「誠実さが一番大事」みたいな言葉があって、能力がないとまずいのでは?と思ったことがあったのですが、なるほど、誠実さって一番大事ですね。彼とその同調者を見ていると、心の底からそう思います。