kotyakoと申します。
昨日のゴー宣道場、配信でしっかり視聴しました。
統一協会とは、その危険性について冒頭でかなり時間を取られたのは、今の政治をめぐる重大な話題なので小林先生のお話がしっかり聞けて良かったです。皇統存続、皇室典範改正にも関わることですし。日本に対する明白な国家解体を目的とした侵略行為に政権与党が加担している、恐ろしい事態です。
男系固執派の論破、宇野常寛氏の常識的な一刀両断が痛快でした。やっぱり男系固執派の言説は晒されてみると笑うしかない
物ばかりでした。男系固執派、統一協会擁護に邁進するWILLやHANADAは今後カルト雑誌と見なされていくのでは。
女性天皇については日本の歴史の中では女性が君臨する形が、既に皇統が学術的に証明できる以前から存在していたと考えています。大陸との交流や影響、抗争もあって男性が君臨することが多かったのだと思います。
自分の世代は作家の永井路子さんの歴史小説、漫画家の里中満智子さん、山岸凉子さんの古代を舞台にした創作作品に親しんできましたので、飛鳥から奈良時代の女性天皇の継承の流れは頭に入っています。日本の皇族は母系の血統がとても強く、その血統と権威を守る為に血族間の結婚が繰り返された時期があったのも時代の事情です。多くの皇位継承資格者がいた為、かえって国内での抗争、内戦が起こり、持統天皇の治政で直系継承、天皇が若い場合の太上天皇制が敷かれたと描かれていたと思います。推古天皇から孝謙(称徳)天皇までの女性天皇は強い統治能力を発揮していたわけです。継承も男性女性に関わらず、母系の皇統と統治能力が重視されていたわけで、男系にこだわるのが日本古来の伝統とはいえず、その時代の事情や制度で変わっていくものであったと言えると思います。大事なのは継承する為にその都度制度も見直していくこと。古代の人々も分かっていたことです。
「天上の虹」で持統天皇を描き、長屋王、孝謙(称徳)天皇まで描いた里中満智子さんが近年男系男子継承が伝統と発言し、皇室典範改正は焦らずゆっくり議論すべきと発言したのはかなり違和感がありましたが、世の男系固執派の発言力がその時かなり大きすぎて敢えて論争から降りたのかな、と個人的憶測ですが感じています。
男系固執派が自身のトンデモ言説と統一協会との関わりが露わになって急速に信用を失くしていけばいい、今がよい機会です。
コロナ禍でもそうてすが、最初に植え付けられた恐怖や思い込みに囚われて利権まみれのトンデモ言説を信じる人がまだまだいますが、大事なのは「常識的に考えれば、変じゃないか?」という感覚と思います。