こんにちは。ゲストさんの感想を読んで、私は「防衛大学校の卒業生の『任官拒否』はどうだろう?」と考えました。
防衛大学校は学費は無料ですし、入学と同時に身分上は公務員になるので給与も出ます。
私は以前は「それで任官拒否するのは少し薄情で身勝手ではないか?」と思っておりました。
しかし防衛大学校は、前述のように「学費が掛からず給与も出る」ことから、家庭の事情等で進学を諦めざるを得ない若者が、一念発起して受験を希望するケースも少なくないそうです。
日本には、「苦しい立場に置かれているものの向学心に燃えている若者」が学べる場、というものがあまり見当たりません。
そう考えると、防衛大学校の卒業生の任官拒否率は、存外に低いのではないかと思います。
『任官拒否』は常に否定的に報道されますが、日本の高等教育の現状を考慮すると、「そんなに目くじらを立てなくても」と思い至るようになりました。
国民としては、防衛大学校で学んだ人が防衛省・自衛隊に入って頂くに越したことはありませんが、その思いを防大生に強要は出来ないな、と思っております。
むしろ、遊んで卒業出来るようなフツーの大学を何とかせんか!と思います。