金城さんの通念・イデオロギーに対する議論を興味深く拝見していました。
金城さんの意見の「女性が仕事を求める事で、需要と供給のバランスが崩れる?」は賛成できる部分もあります。
以下資本論からのはしょった引用です。
「機械の資本主義的使用は、一部は、労働者階級のうち以前は資本には手の届かなかった階層を編入することによって、一部は、機械に駆逐された労働者を遊離することによって、資本の法則の命令に従わざるえない過剰な労働人口を生み出す。」(機械化することで、おじさんや熟練工しかできない作業が、女性や子供でもできるようになる。そしておじさんは遊離する。)
ようするに、資本主義はあの手この手で、「過剰な労働人口」を作り出そうとしてくるので、「女性が輝く社会」とかフェミズムの隆盛には多少の疑いの目があってもいいかもしれません。
ですが、(労働者が主体的に需給のバランスを調整しようとすることはよいことだと思いますが、)女性の主体性を無視して、俺の給料のために家にいろと言うのは、情けない気がします。また、みなさんが指摘されているように、そもそも専業主婦は特殊な存在では?(私の両親も共働きの青色申告でした。)今の時代、そもそも共働きが普通では?というような部分に庶民感覚とずれを感じます。
最後にちくりとですが、「多様な考えがあって皆で考えるということは大事だと思うので書いてもらって構わない」という金城さんの心意気に対する明暗が分かれたなあと思いました。