時間の経ってしまいましたが興味を持ちました。
高学歴の人は知識を持っています。しかし多くは、これを思想力として智恵に替えて人間力に還元されていません。一言で言えば教養になっていません。
これは公式を知っていて問題は解けても、それ以上の事は出来ないを意味しています。言い方を変えれば、自転車の走るのに必要な理論、数式は説明出来るけれども、実際には、自転車に乗れないのと同じです。理論、理屈はともかく自転車は、一般的には、練習しないと乗れるものではありません。竹馬でも、ちょっとしたコツを体感して習得しないと、なかなか難しいのと同じです。
コロナでは、総合智が無いと蛸壷化した他の医者の浅知恵を批判しても、他では、自分自身が、同じ蛸壷化した浅知恵に入り込んで脱出が出来なくなる例を失礼ながら、こちらで伺いました。
教育者が、生徒の行動を校則に閉じ込め、駄目なものは駄目としか言えず、理由を説明出来ない。部活が振るわないのは前髪を気にするからだと強制的に切らした指導者、大坂の清風高校が、もみあげに髪がかからなければ、模範的な生徒としか判断出来ない教師。ぶん殴って、しばき上げれば生徒を鍛え上げられると勘違いしている指導者、教育者。いずれも人権侵害、刑事犯罪、民事訴訟として裁かれました。指導者、教育者に一番、あってはならないものを、どう言う訳かしでかしています。
いずれも人間を教育する教育者が、生徒を教育する能力が無いからです。己らが抱えている生徒を学校にいる間だけは、規則で縛って問題を起こさなければ、それでよく、入学金、月謝を徴収してベルトコンベアーで卒業させれば満足というだけです。人間を教育する者が、生徒を商品として扱い、カネをせしめて、後は野となれ山となれです。
また、学力審査で偏差値を上げなければならないと、教師の待遇を質にとって脅す行政権力が、授業そっちのけで、学力審査対策を授業でするのを教師に仕向けています。偏差値を上げて己の地位の株を上げれば、それでよいのでしょう。
これは、教養を偏差値と勘違いしているからとしか考えられません。
問題は、知識を詰め込む事で教育が可能なのかです。己の経験だけで心許ないですけれども、どうやっても、知識を教えるだけでは教育と言う教養を身に付けさせるのは不可能だと思います。ノートに書いてある内容だけで、教養、つまり人間力に変化させるのは、
どうあがいても無理っ！
せいぜい、学校生活の中で体験した事、課外で体験した事を人間力に変換させるだけの生徒個人の気根次第だとしか思えません。
教養が人間の気根次第となれば、
よしりん先生のように、あらゆる読書を通じて、人間力教養を目指して、個人が志しを持って奮励努力しかなくなります。
カルト宗教が流行って、既存の宗教の力量が批判される事もありました。しかし、既存の宗教も、やる気の無い者や、ただ、膝にすがりつきたいだけの者は教育不可能と思います。
ファンタジーを含む宗教であるとは言え、人間として道理を追求する心が無ければ、知識だけを浅く解釈して曲解をしてしまいます。カルトがそうです。カルト化すると、仏教で一番してはならない殺しを是とするようなファンタジーをファンタジーのまま地に行くような倒錯をする事になります。
東大級の高学歴の方々と互角、それ以上の議論をして見せている、
よしりん先生を見ると専門家の知識は、職業としての技術にしか感じません。専門家として立身するなら、知識確保は、教養とは別の努力の方法と捉えてしまいます。
知識の確保は、教養と互いに脳内交通をしていると言え、教養と分立しているのではないかと思います。
教育とは何かと問えば、知識量では無い事は明らかです。知識量は、せいぜい中学までで十分ではないかと思います。高学歴の者も職業について仕舞えば、大抵の分断された知識は忘れてしまい人生の役に立っているとは思えません。
こうなりますと、学校と言う教学中心の所で、どうやって総合智に到る基本的態度を身に付けさせるかです。これは、どうやって誇り高い人間力を各々違う気根の個性に打ち出せるかです。
それには肯定、反論＝批判をしっかりしている議論を聞かせるしか無いと思います。
（但し、これは権力者が介入すると政治的洗脳の危険があります。また教育者の技量、器量次第といった危険もあります。八木秀次や忽那とかがいたら最低です。）
小、中学校の間は仕方ありません。しかし、高校の年代では、中学までの焼き直しのような知識確保の教育に偏重せず、専門分野を分けて、読書に近い大学の講義、参考本の読書を必要とするようなレポート作成、ゼミのように議論に準じる授業を早くにし始めた方の良いかと考えます。
肯定、反対の批判の応酬によって、道理に負ければ潔しとして恥を知って、人間力の向上に資せれば理想的です。難しいのですけれども、如何に道理に己を純粋に従わせられるかです。恥を耐える心が無ければ、道理に従う心は育まれないと思います。
しかし、道理を見せ付けても、やはり最終的には、個々の気根と志しにかけるしかありません。つまり、教養は己次第と言う事になります。
既存の教育、既存の宗教の力を、とやかく言えません。
己から出向かないと教養は不可能だと思います。
但し、こう言う教育機関による議論は、予定調和に終わる危険性があります。それに量的に不十分です。
議論は、単位を質に取られ無いもので、徹底的に行われなければなりません。道理から逃げられない所に身を置く必要のあると考えます。
（しかし、これは議論に入るのが怖い人への対策も必要になって来ます。）
そうでないと、単なる学校秀才が、高学歴の履歴を手に入れてしまえば、下賤が染み付いて己を顧みれない者は、高職に着いて権力を笠に論も通じなければ道理も引っ込み、恥知らずな真似を平気でするようになります。
絵に描いた餅のようになってしまいました。
コメントの範囲では無理ですかいなあ。
文の繋ぎは滅茶苦茶おかしくなっています。
こう言うの書くのを試みて無理のあったかと涙の出て来ました。
何とか知識量や、これを扱う技術とは別に教育の本来目標とすべき教養で真理、善悪、美醜を総合して見極める人間力を育めるように出来ないものでしょうか。
誰もが、公論戦士たちのように、非常に高学歴な人が理解出来ない事柄を、ずっと偏差値の低い人が根本から理解して、高学歴の人を凌駕した遥かに優れた教養が発揮可能ならば、偏差値の違いは問わず、稼ぎの多少に関わらず、高学歴、高収入に対して臆する事はひとつもないです。学歴は無いなら無いで、稼ぎはないなら無いで、今、この状態にいる方々は、人間力を勝負にすれば卑下する必要は無いと思います。この世の全ては人間に認識されて成り立っています。人間力以上のものは有り得ません。この人間の力に人間が自ら支配されている以上、これを高めたいを志しにすれば堂々としていられます。
それでも各々が手に入れたい人生の目標を実現できなければ凹むけど。
無し汁、ぶっしゅうぅぅぅーーー