「夫婦の絆」2話。うーん怖い。
終始不穏な空気で胸がぞわぞわします。
それでいて目が離せない、続きが気になる内容に仕上がってるのだから良い意味でタチが悪い。
なんといってもトラックを運転するオヤジの顔!
いかにも不快な、脂ぎった、気色悪い表情!
こういう自分の身近に潜んでいそうな異常者ってフィクションの存在だとわかっていても本当に怖いんですよね。
精神的嫌悪感に訴えるものを描くのって難しいことだと思うんです。
人間の脳はそういったものを記憶しないようにできているから。
小林先生にそれができるのは長年社会の醜さから目を背けずに活動され続けてきたからなのかなと。
マンガ・アニメ・ゲーム・ネット小説の影響しか受けていない今どきの漫画家には絶対こんな作品は描けません。
あと30年は小林先生の描く漫画を読みたいなと思わされる2話でした。