シルバーデモクラシーって最近良く使われますけど、この言葉って既に効果を喪失しているんですよね。
山野車輪が数年前に『若者奴隷時代』を上梓して「若い世代は老人に搾取されている」と描いてたんです。
確かに年金とかは若い世代に負担を強いられている構造になってますが、世代間格差ではなく実際は「構造の問題」だったりするんですよね。
山野も後の著作『なるまん』で「漫画は長期連載陣によって新人が育たない構造になっている」と描いてたんです。
老害とかではなく構造なんですよね。
私も山野にtwitterで「今の40代は社会保障が子育てや若い世代に回るのを反対しているのが多い」と伝えたんですね。
老人世代でもない40代がそう言うことを言っているんです。
山野は「プチ老害」とも自嘲気味でしたが。 ※山野自身も現在40代
また、古谷経衡(10年位大阪に住んでいた経験あり)も今回の住民投票で都構想の賛否が南北に分断されていると見たんです。
南が反対で北が賛成だったらしいです。
とは言っても殆ど拮抗していたようです。
比較的貧しいと思われる南側が都構想に反対を示したそうです。(逆に都構想賛成派は比較的富裕な北部)
お金が回るから賛成というわけではないんですね。
となると、賛成に回った30代は一体なんでしょうと言うことになってしまいます。