こいら の削除コメント

私はよしりん先生が出ていた朝生は見てないのですが、もくれんさんのブログで朝生に出ていた津田大介さんが直接議論に参加せずスタジオからツイッターを更新していたのが気になります。
要するに、自分の本音を直接言うべき相手に言わずに、ネットで拡散してバーチャルな大衆に「同意」を得ようとする姿勢は、コミュニケーションの取り方としてある意味、不自然というか、異常なような気がするのです。
私は以前、ツイッターのアカウントを持っていたのですが、バーチャルなコミュニケーションの煩わしさから脱会した過去があります。そもそも面と向かって話せる共同体や仲間がいるのに、わざわざツイッターをやってまでバーチャルな共同体と繋がる必要性があるのか、という疑問があって、ツイッターを辞めました。
ミュージシャンやクリエイターの中には、ツイッターでライブや展示会の告知をやったり、ファンとバーチャルな繋がりを持ったりする人も少なくありません。しかし、ツイッターは時々乗っ取られて、悪意ある人からその本人を貶めるツイートをされることさえあります。アイドルグループのPASSPO☆の槙田紗子さんが、悪意ある人にツイッターを乗っ取られて、事務所に枕営業を強要されているという偽のツイートをされて、大変な事件になったのは記憶に新しいところです(ちなみに槙田さんはツイッターのアカウントを停止し、槙田さんの事務所は乗っ取った人間に対して何らかの法的措置も検討するとのことです)。
インターネットの怖いところは、悪意ある顔の見えない第三者に巻き込まれる可能性があるということだし、バーチャルな大衆によって同調圧力を作り簡単にファシズムの下地を作ってしまうところにあると思います(2ちゃんねるなんかがそうですね)。そして面と向かってきちんと会話をするスキルを奪い、人間疎外を広げることになりはしていないか、というのが私の懸念です。

日時
2015-05
投稿者
こいら
記事
「経済成長神話から脱却できない日本人」小林よしのりライジング Vol.134
No.
72