こいら の削除コメント

AKBの楽曲の件でコメント欄がちょっとした議論になっていますね。
楽曲の良さと売り上げがそのまま比例する訳でもないので、売れてる曲が素晴らしい、という安易な考えには与しませんが、日本で一番CDセールスを出しているAKBの楽曲の質が落ちているということは、J-POPの質も落ちてるということなのでしょうか?そこが凄く音楽の現場にいる人間にとっては引っ掛かるのです。
実は最近のyoutubeなどのネット配信のお陰で、特に1990年代から2000年代のJ-POPや日本のロックを聴く海外のファンが増えていることも事実なのです。グローバル化した結果、これまで閉じられていた日本の音楽が海を渡って海外でも気軽にyoutubeでも聴ける時代になっているというのも事実です。実際日本のバンドの曲のyoutubeにも欧米やアジアなどの音楽ファンから英語などでコメントが寄せられているのが現状です。
欧米の音楽事情は日本よりも食えない状況で、特にCDが日本以上に売れないらしいのです。一時期の半分しか売れないとは言え、まだ日本ではCDを出せば(大儲けはできなくても)食べていけるミュージシャンはいるのです。
しかし、最近のバンドの曲を聴いてると、メロディーが耳に残らないのが少なくないし、何よりボーカルが弱いバンドが多い気がします。そしておそらく、AKBの楽曲がそういうメロディ軽視の風潮に悪影響を受けて安易な作りになっている可能性もあるのかもしれません。
改善策になるかどうか分かりませんが、ギターのコードだけで楽曲を作るのではなく、実際にキーボード等で音階を一音一音拾ってみて、その音階の幅を広げるとか、あるいは平行調や転調を思い切って使ってみればドラマチックに聴こえる曲は作れるのではないかな、と思うのです。
アイドルの楽曲ですが、AKBの一連の楽曲は日本の音楽シーンの状況を(売り上げだけでなく)左右するものだと思います。また、このような状況を踏まえて私はより今以上に楽曲やメロディを吟味して、いい意味で刺さる音楽を作って行く所存です。

日時
2015-05
投稿者
こいら
記事
「未熟な国で老いに抗う者たちの煩悩」小林よしのりライジング Vol.136
No.
96