道場のタイムシフトを見ましたが、宮台さんと高森さんの対立点は勉強になりました。
宮台さんは国際政治の場面では東京裁判史観でしか通用しないよ。その国々との信頼を醸成しないと重武装中立はできないよと言いたかったと思います。
宮台さんは戦前日本を人身御供にして、戦後日本が成り立っているわけだから、靖国参拝とか歴史認識とか相手から反発を喰らうことは辞めようと言いたいようです。
僕個人としては高森さんの意見には100パーセント賛成ですが、じゃあ国際政治の場で我が国は戦前と戦後は連続していると主張できるのか?戦前日本の正義、連合国の悪を追求できるのか?というとかなり疑わしいと思います。
国内では日本人が納得しても、戦勝国グループ、同盟国であるアメリカが認めるわけがありません。
僕個人がこうなって欲しいと願うのは、日本が永続敗戦国から脱却し、「正義」を主張する。基地を撤去し、自主防衛体制を確立する。それを国民のコンセンサスになる。これは、僕個人の観念であり、実際やるには戦争を覚悟しなければならないと思います。
その結果、国際社会から袋叩きされますし、国連からも追放されるかもしれません。宮台さんから見たら現実が見えないアホウヨの妄想かもしれませんが、理想と現実は分けて考えることは必要だと感じます。そうしないとリアリズムに流され、惰性に流されるしかないと思っているからです。