ニセただし の削除コメント

砂川判決、とても勉強になりました。本来、歴史の授業で伝えて行かなければならない程の、日本にとっての大きな分岐点となった事件ですね。米国は軍隊の治外法権が認められ宗主国となり、日本は主権を手放し立憲主義を崩壊させ従属国となる事が確定した。

伊達裁判長は、皇太子御成婚やミッチーブームに沸く国内の様子を見て、熱い想いに駆られ、腹を括って裁判に臨んでいたのではないか、そんな想像をしてしまいます。伊達判決の後、立場に窮して行ったのでしょうか。生き死にに関わる事態にまで、追い詰められて行ったのでしょうか。
田中最高裁長官、藤山外務大臣…、それこそ岸首相は、生き死に関わる事態にまで追い詰められる事を危惧し、自己防衛の為の行動をとったのでしょうか。自分の公人としての立場を理解していたのか、自国の将来に、どれだけ重大な影響を及ぼす問題か、真に理解していたのか。何が何でも、体を張ってでも阻止しなければならない位置に居た人間が、あっさり通してしまった、そういう事なのでしょうか。
絶対に認めてはいけなかった物が砂川判決であり、また絶対に認めてはいけない物が安保関連法案である。

結論ありきで物事を進めると、見たい物しか見なくなるのでしょうね。意識して見ていなかった物が、段々、本当に見えなくなるのかな。気付かないふりをしていた物が、本当に気付けなくなるのかな。
自分の本心に、いかに誠実で居られるか、そこに掛かって来る様な気がします。自分を騙す事に慣れてしまうと、段々と、目に鱗がビッシリ生えて来るのでしょうね。
安倍首相や菅官房長官が国民に向かって、『日本国憲法よりも日米安全保障条約の方が重要なんです。大切なんです。』と素直に言ったら、どうなりますかね。『米国に今まで守ってきて貰ったし、これからも守って貰わないといけないから、日米安保を国民の皆さんで大切に守りましょう。』とか言うと、意外と賛同者が増えて今より支持率が上がるとか。国民も、そこまで馬鹿じゃあないですかね。

日時
2015-05
投稿者
ニセただし
記事
「安保法制:『砂川判決』は合憲の根拠となるのか?」小林よしのりライジング Vol.137
No.
59