monmon の削除コメント

今回の「ゴー宣」を読んで感じたのは、宮台真司氏も結局は第二次大戦に敗れた日本は100%悪という観念から自由になれていないのかな、という事でした。「中国が危惧しているのは、日本が本当に戦前と手を切ったのかという問題」という話も、正直マユツバものだと思いました。
そもそも信頼醸成のために歴史を捏造する日本を、中国・韓国が信頼してくれるとは思えません。むしろそんな国は軽蔑されるのがオチでしょう。本当に信頼醸成をしたいのなら、時には相手国にとって耳が痛い事を指摘する事も必要だと思います。もし日本が自主防衛・重武装路線に舵を切るなら、中国の軍国主義化に対して懸念を表明する必要があると思います。日本にもそれ位の権利はあるはずです。
宮台氏は日本は敗戦国なんだから、敗戦国なりの振る舞いをしろと言いたいのでしょうが、日本が本当にすべきなのは敗戦国のレッテルを剥がす努力ではないでしょうか。対米追従外交や中国・韓国に対する謝罪外交が続いているのは、未だに敗戦国というレッテルが尾を引いてるからだと思います。それを払拭しない事には、例え重武装が実現しても自主防衛までには至らないのではないのでしょうか。
ただ宮台氏は安倍政権や自称保守に対して中国・韓国との問題を解決するには、強硬論を唱えるんじゃなく、国際情勢を見極めて両国とどう向き合うべきか考えろという事を一番伝えたかったのかなとも思いました。
今回のゴー宣道場では、自分と違う意見も積極的に受け入れたうえで、自分の頭で考える事の重要さを痛感させられました。自分の考えを肯定してくれる本や情報しか受け入れないのは、勉強ではなく自分で自分を洗脳している行為なんだという事も学びました。
人の答えを求めるのではなく、まず自分の頭で物を考える人間になれるよう、気を引き締めて生活していきたいです。

日時
2015-06
投稿者
monmon
記事
「自主独立のために必要な“信頼醸成”とは?」小林よしのりライジング Vol.138
No.
103