さて、前回の書き込みに続けて、
宮台氏の観念を論破するために、考えてゆこう。
まず観念1. 中国の道徳観への信頼。
日本国民が「世界征服しようなんてもう考えないよ」って証明すれば、
中国は信頼してくれるようになると。
まったく、『お花畑』だと、思うんですが…。
皆さん書き込んでますけど、
中国が日本を信頼してくれるなんて、想像できます?
信頼って、一目置くってことですよね。任せられるって。
中国は、覇権主義の強い国でしょう。ソ連・インド・ベトナムとは、幾
度となく、国境線拡大のために小競り合いをして来た。今もしてる。
たぶん中国人は、朝鮮なんて、自分の土地だと思ってますよ、感覚的に
(笑)。アメリカが関わったから別になってるだけで、あそこは、うち
らのもんだと。
だから台湾も、沖縄も、尖閣も、他の日本の島々も、自分たちのもんな
んだから、隙を見つけてタイミングを計って、どんどん取りに行こうと
考えてるはずですよ。
日本なんて自分たちのもんだと。世界中自分たちのもんなんだと。
早い者勝ちだし、取った者勝ちだし。元々俺たちのもんなんだからと。
それがあの土地の人たちの常識感覚なんですから。宮台氏は、この感覚
が理解できてないんじゃないですかねぇ。日本人の常識感覚が通じると
思ってしまっているんじゃないでしょうか。
日本人に、そこの4島ぐるりは任せるよ、好きに使いなよ、なんて、他
国民を尊重してあげるなんて感覚は、元々持ちあわせてないでしょう。
そりゃもちろん、アメリカと対峙するためには、中国や韓国と仲良くな
って、協力し合って、共同戦線張りたいですよ。理想ですよ。いつかは
そうなりたいですよ。
けど、ただの善意だけのやりとりで、そう思ってもらえると考えるのは
、個人対個人ならあるだろうけど、国と国とでは、なかなか難しいでし
ょう。中国はコネ社会。自分の身内や血縁だけに優しくて信用する、協
力する。一緒に金を稼ごうとする。国内でもコネだけを信用する。
「信用」と「信頼」は違いますね。
「信用」とは、人の言動や物事を間違いないとして、受け入れること。
「信頼」とは、ある人や物を高く評価して、すべてを任せられるという
気持ちをいだくこと。
中国人の感覚としては、「信用」はあるけど、「信頼」は無いんじゃな
いでしょうか?
もちろん「信頼」を「醸成」していきたいですが、そのためにはまず、
sokonukeさんも書き込まれていましたけど、自主防衛、自国軍をしっか
り作らなきゃ。作ってからの話でしょう、「信頼」という感覚を中国人
に「醸成」できるのは。力を持ってないと、肩を並べてると認識しても
らえない、認めてもらえないでしょう、前提として。敵にも味方にもな
る、ライバルとして認めてもらってから、信頼は作れる可能性が出てく
るものでしょう。
まず信頼を作ってから軍備しようなんて言ってたら、夢のまた夢になっ
ちゃうと思います。
ただ軍備してゆく段階で、信頼のない中国から戦闘を仕掛けられる可能
性はあると思います。なので、言葉を尽くさなきゃいけないと思います
。それは、また次で考えます。