鋭い分析、ありがとうございます。
今回のこの事件のことがよくわかりました。
元教員をしていた者として、少し、発言します。
今の教師は、もう、教師ではありません。単なるサラリーマン、月給取りです。
自分の教育理念を持っている教師は、やめていくしかない状況に、学校がなっているということです。
人間力のない、劣化した、受験勉強ができるだけの人が教師になっています。
日教組がよく批判されていますが、今の組織率は10%以下ではないでしょうか。
組合に入って頑張っている教師の方が、問題意識を持ち、組合にも入らないで、校長の言いなりになっている教師とどちらが教師として頑張っているでしょうか?
26年前、某中学校で、教師をしていた時の校長先生は、教育に命を賭けられていたと思います。当然、校長先生がそうですから、一般教員もみんな必死で頑張っていました。
職員会議も、決議の場としての会議ですから、教育議論も盛んでした。今は、単なる校長からの伝達の場です。
いじめもあることが、教育の場として当たり前であると考え、それに対する指導も皆で考え、学年ごとに指導方針を考え、いじめによる被害がないように、生徒とよくコミュニケーションをしていたと思います。それは、文字ではなく、直接の対話です。
休みの日には、問題のありそうな生徒を、魚釣りに連れて行ったりもして、触れ合っていました。今だと、そのような行為は、お勉強のよくできる子の親から、差別だとか言われるかもしれませんが、家庭環境に問題がありそうな生徒をケアするのは当然です。でなければ、学級経営もうまくいかないと思います。
ということで、親御さんは、自分の子供はご自分でしっかりと守ってあげなければならない時代です。多くの教師はあてになりません。弱気をくじき、強きに尻尾を振る教育現場となっていることを理解される必要があります。
しかし、このような状況になったのも、文部官僚の利権のためだろうと思いますが、レジャーランドという言われる大学をたくさん設立するような理念のない教育行政に責任があると思います。先進国で、大学をレジャーランドにしている国は、日本以外にないのではないでしょうか?!
日教組を批判する前に、大学をレジャーランド化した責任を文科省は、まず、とるべきです。