小学、中学、高学、大学、成人して大人になります。中学生くらいから独立し始めます。子どもも親から離れて行きます。そのくらいから、子どもの内面や外の諸事情を知り尽くしている親は、どのくらいいるのでしょうか。
虐め凶悪犯罪で精神を病み、不登校になったとしても、座敷牢にでも入れて、24 時間、一秒の隙も無く見張らないと自死は防げません。それだけの人も、財力も、時間も、普通の家庭にはありません。精神科に通っていても、閉鎖病棟の監視付きの病室に入る事は、人権上、まず、有り得ません。自死は、ある時、ひょんと死なれます。そして、遺族は一生、後悔懺悔に苦しみます。親に責任が無いとは言いません。
虐め凶悪犯罪の自死が起こった時、学校は保護者会、教育委員会、市町村、都道府県ぐるみで隠します。司法まで手を伸ばします。遺族、つまり家庭単位では対抗出来ません。報道機関も丸め込まれます。機能しません。余程、はっきりした証拠が無ければ、必ず、隠蔽されます。
矢巾町の事件も生活ノートという、はっきりしたものがあっても、報告書には、虐め凶悪犯罪は、自死の「一因」とされました。他に原因があるかのようにしています。そうであるかも知れません。しかし、問題の無い家庭や子どもの心情は無いに等しく、虐め凶悪犯罪が無ければ、死なずとも乗り越えられた可能性が充分にあるはずです。
流行り始めた第三者委員も、恣意的に操作されます。奈良県 橿原市の女子中学生の自死も、教育長が、己の息のかかった弁護士を第三者委員にもぐらせていました。発覚して問題になりました。報道が、大津の例と共に機能して、やっとです。奇跡です。自死原因は、虐め凶悪犯罪とくつがえりました。しかし、遺族への対応は、未だ、そっけないものだそうです。
(宮崎県 新富町 自死事件 原因隠蔽、宮崎県 知事のブログコメント参照。)
(前回ライジング コメントNo.94を参考にしてください。)
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虐め凶悪犯罪の自死は、加害者、そして誰が責任が大きいかに注目が集まります。しかし、自治体ぐるみでの隠蔽問題に、もっと、世間は目を向けるべきです。本当に知られていません。虐め凶悪犯罪の自死は、もっと、もっとたくさん存在しています。その前段階の、不登校、廃人状態、それによる人生の無軌道崩落は、更に多いと思われます。
虐め凶悪犯罪は、ストーカー殺人と変わりません。避けようとしても狙ってくるのです。避けようがありません。極道化しています。先生がおっしゃるように警察権介入が必要になってきています。大津事件の場合、警察が家宅捜査を学校にかけました。騒ぎが大きくなってからです。被害届けが出ていたのに、桶川ストーカー殺人の時のように、ほったらかしていたのです。あの、学校家宅捜査は、警察の責任逃れに過ぎません。警察も、何らかの第三者に選ばれた第三者に監視されていないと信用出来なくなっています。ここまで言うと栓無き事です。この社会は、本当に民主社会でしょうか。
虐め凶悪犯罪の「隠蔽」が語られ無いことは、もはや、世の罪悪です。
参考まで
『大津、出水、そして全国の子供たち、死んじゃいけない~ヘロの独り言』
2015-02-28
「鳥栖事件に思う~教育的指導という美名をまとった学校と行政の「事なかれ主義」」
http://ameblo.jp/oasisboy/entry-11995637900.html
2015-03-03
「狂気に満ちた川崎の少年殺害事件と鳥栖訴訟をつなぐ【教育現場の深い闇】」
http://ameblo.jp/oasisboy/entry-11996821057.html