昭和天皇の全責任発言について豊下氏の本を確認はしていませんが、マッカーサー回顧録がいかにデタラメでも、天皇の発言を捏造することなんかあり得るんでしょうか?マッカーサー以外でもアチソンが「自分は日本国民の指導者で、国民の行動に責任をがある」とメモに書いています。
今上陛下の家庭教師だったバイニングも日記に「私はどうしようとも構わない。私はそれを受け入れる。絞首刑にされても構わない」と書いている。
高橋紘氏はバイニング夫人から同様の発言を聞いています。
豊下氏は昭和天皇は東条に全責任を負わせ、自身の責任を回避した、東京裁判もマッカーサーに感謝したのに、全責任発言なんてあり得ないと思い込んでいると思います。
仮に責任を感じでいないとするならば、何故、謝罪の詔勅を出そうとしたり、退位をしようとしたのか
整合性はありません。
昭和天皇はリアリストであった為、表面上はマッカーサーに同調したフリをしていただけと思います。