ゴー宣の記事の本筋そのものとは若干ずれるかも知れませんが、自分は米Google社の仮想地球儀、Google Earthを使用する時、複雑な気分になります。
考古学が好きで、古代遺跡の航空写真を見たりするのが楽しいのですが、一方で地球の隅々まで詳細に撮影されたデータを見ていると、アメリカの「お前達は我々に監視されているのだ」というメッセージにも思えてきます。事実、米国防総省の命令で、写真から米軍基地の重要な施設が削除されているのに対し、例えば日本は自衛隊基地も、六ヶ所村核燃料サイクル施設などもばっちり公開されています。
兎にも角にもアメリカ、何はなくともアメリカ、という現状に、何も感じない感覚というのは信じられないのですが、実際何も感じない人々が多いのだな、と今さらになって思い知らされました。従米を批判する意見に対して「大人になれ」という反論(?)も目にしますが、誇りを売り払って強者に媚びへつらうのが大人なのだろうか、と思います。