武藤 の削除コメント

徴兵制を論じるうえで、参考にされるのは戦前の日本です。総力戦の時代に一般兵のみならず、学徒動員、神風特攻隊を行いました。特攻隊の遺書を読むと涙が出るのは愛国心ではなく、人情であります。
ただ、リアルに当時の状況を思い浮かべると、確かに一般人もやらざるを得なかったと思います。
終戦間際になると戦局は日々悪化することは検閲でありながら、庶民にも感じており、アメリカは民間人を相手に空爆を繰り返しています。
そんな中でルーズベルト大統領が求める無条件降伏を飲めばどうなるのか?愛する家族は奴隷にされてしまうかもしれない。現に欧米人がそれをやってきたのは当時の日本人は肌身に感じていました。
となると、世界を震撼させた日本の戦いも、当時の日本の置かれた世界情勢がそうさせたのであり、その欧米秩序の打破に日本人は大義を見出したのだと思います。
後知恵で無駄死にだと言いますが、それは戦後復興を遂げて、幸いに奴隷化されなかったからです。
結果論で判断してはいけないと強く思います。
当時の日本人は命を犠牲にしてでも戦わざるを得ない大義はあった。では、現代はどうなのか?となると究極状態にならないと分からないと思います。
ただ、日本の自立の為の徴兵制をどうするか?
保守派の親父が言うような戦前みたいな高貴な日本人のようになりましょう!は全くの夢想だと思います。
戦前のようにはならないが、明治維新を築き上げた先人の意思を無駄にしないように自立した国家になりましょうが真摯な態度だと思います。

日時
2015-08
投稿者
武藤
記事
「徴兵制は『苦役』ではない!」小林よしのりライジング Vol.147
No.
86