今 ルソーについて 哲学早分かりってサイトを見て来ました。
面白かったです。
私的要約
人同士に関わり合いの無い自然状態だと
強いものが勝つ 平等は保てない。
平等を保つ為に、社会を形成する。
自由と平等を保つ為に、強い権力を持った政府を置く
政府は、自分達に都合の良い様にルールを決め始める。
抜粋
ところで、初めに社会はごく一般的な約束(「暗黙の了解」も含む)を結ぶことで成立する。しかしその段階では約束は拘束力をもたないので、人びとは自分たちの間の議決を守らせる役割を委任するはずだ。こうして政府は設置される。すなわち、人びとが政府を置く目的は、自分の自由を守ることにある。
強者が制定した法律によって不平等は合法化され、最終的には君主を頂点とする専制的ピラミッドが完成する。
ただし、君主は最強者であるときにしか支配者ではない。なぜなら彼の支配の根拠は、ただ彼の力にのみあるからだ。したがって、人びとが彼を追放しようとしたとき、これに対して君主が正当な異議申し立てを行うことは原理的に不可能だ。なぜなら専制政治は、人びとが最初に結ぶ約束の否定の上に成立するものだからだ。
内戦状態に突入したゆえに各人が自然状態のうちでそれ以上生きることができなくなったと想定してみよう。そうなったならば、各人が互いに協力して、自然状態と異なる生き方を選ばない限り、人類そのものが滅亡してしまうに違いない。
ここで私はひとつの原理を置きたい。それは「社会契約」だ。
何かを腕ずくで獲得する自由(自然的自由)を制限し、各人の能力差を認めつつ、権利としての自由(市民的自由)を平等に保障するためには、社会契約を結ぶ以外にはない。自由と平等を両立させるための原理として私が提起するのが、この社会契約だ。