こいら の削除コメント

そもそも今の日本国憲法がルソーの『社会契約論』の思想をベースにしていることは憲法学会の通説です。
そこにアメリカが「戦争の放棄・軍隊保持の禁止」を定めた第9条を規定したことがそもそもこの憲法をおかしくした原因なのです。
アメリカは日本の再軍備化を抑えるという政治的意図を持って憲法9条を規定していますが、私は日本国憲法の理念がルソーん社会契約論をベースにしている以上、日本が軍隊を持つことそのものを憲法の理念の中では容認というか、黙認してると思うのです(そのために個別的自衛権は合憲とされています)。
政治的意図で設けられた9条という足かせは日本を縛る目的だったのですが、冷戦でソ連が力をつけるとそれがアメリカを縛る足かせになってしまっていたのでやむなく日本に「なんちゃって軍隊」の自衛隊を(アメリカの意図で)作らせた、と。そもそも日本の主権が戻ったのはサンフランシスコ講和条約以降ですし、それまで日本は自力で再軍備ができなかった事情があるというわけです。
安倍や自民が徴兵制に消極的なのは、アメリカの意図があると私は睨んでいます。徴兵制を敷いて日本が主体性を持つ軍隊を日本に置けば米軍基地がいらなくなり、アメリカの東アジアへの影響力もなくなるし、第一日本を抑える強制力を失ってしまいます。
日本国憲法そのものは徴兵制と矛盾する理念の下で運用されてはいないと思いますが、第9条だけいびつなのはアメリカの政治的意図があると確信しているし、ここを弱点としてアメリカに握られてることが一番問題なのです。
苦役がダメだ、とかいう内側の事情だけで徴兵制を拒否するシールズはじめ左翼やネトウヨの思想が、もう弱りかけてるアメリカの保守層の思う壺になってる事実を直視した方がいいと思います。

日時
2015-08
投稿者
こいら
記事
「徴兵制は『苦役』ではない!」小林よしのりライジング Vol.147
No.
130