おはようございます。歴史は繰り返すと言いますか、思い出しましたので引用しておきます。戦後、昭和30年代に福田恒存先生が、若者に向けて述べた言葉です。
・・・さて、大人への不信ということばは、失われた青春と同様、戦争から生まれたものです。「今度の戦争を起こしたのは大人だ」というふてくされた青年の文句、あるいは進んで青年のまえにそういって先手を打つ愛想のいい大人、これほど不快な現象はまたとありますまい。戦争ばかりではない。今日、私たちの目に触れる多くの新聞雑誌の記事はこういう挨拶に満ち満ちています。ふたたび申しますが、みなさんは甘やかされているのです。
戦後、失われた世代、今でいうロスジェネ、でしょうか。そんな言葉が流行ったそうです。頭が痛くなります。
・・・若いころ大人の世界をけがらわしいとまでに反抗して育ったひとが、学校を出ると急に如才ない世間人になったりするものです。
これはシールズより爺ールズの全共闘世代なんかがあてはまりますね。散々大学側に迷惑をかけておいて、いざ就職の段となれば髪をばっさり切って教授や就職課に泣きついた。そして米国に対する隷従をよしとして、経済成長にのみ注力してきたのも社会に出た彼らです。結局実力がなければ、世間に膝を屈するのみです。これは未来永劫変わらないでしょう。