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以前に道場ブログで取上げられていた映画「天空の蜂」観てきました。
原子炉を標的にしたテロをめぐる物語で、とてもスリリングで迫力ある内容でした。原発が物語の大きなテーマになっていますが、特に脱原発や原発推進を主張している訳ではなく、原発をどうするかは一人一人が真剣に考えて決めなきゃ駄目だ、と作品を通して問われている気がしました。
本木雅弘演じる原子炉設計者の終盤に出てくる言葉の数々は、いろいろな事を考えさせられるものばかりでした。あと航空自衛隊員が活躍するシーンも出てきますが、観ていて東日本大震災で災害救助に当たっていた自衛隊員の事を思い出し感動しました。同時に被災者の命の恩人になった自衛隊員にアメリカ軍の肩代わりをさせ、侵略者の汚名を着させるような安保法制を断じて許してはならないと決意しました。
原作は東野圭吾氏が約20年前に書いた作品だそうです。東野氏の作品は好きでよく読んでいましたが、「天空の蜂」は未読でした。もっと早くこの作品に出会えていたらと後悔しました。観ようかどうか迷ってる方がいれば、是非観てほしいと言いたいです。

かたや今回のQ&Aにあった「元少年A」の公式HPを試しに見てみましたが、あまりのおぞましさに、見なきゃよかったと後悔しました。「絶歌」がベストセラーになった事で、いっぱしの芸術家を気取ってるように見え凄く腹が立ちました。
HPのタイトル「存在の耐えられない透明さ」は、Aが犯行声明に使った「透明な存在」を明らかに意識したもので、反省どころか被害者遺族や社会を侮辱しているようにしか思えません。
HPにアップされた「作品」はいろいろな雑誌で取上げられてますが、どんなに批判されても、Aにとっては「社会全体が俺に注目している」「俺の作品の良さなんて、お前ら愚民にはわからんだろう」という歪んだエリート意識を満足させるだけなんでしょうね。Aについて語れば語るほど、Aの思う壺になっている気がしてなりません。
今後マスコミ各社は小林先生が回答されたように、元少年Aに対しては「論ずるに値しない」という姿勢を貫き、一切彼からのアプローチを無視してほしいと思います。AのHPや作品を見ようかどうか迷ってる方がいれば、絶対見るなと言いたいです。

日時
2015-08
投稿者
monmon
記事
「運動に嵌る若者のリスク」小林よしのりライジング Vol.148
No.
52