na85 の削除コメント

 よしりん先生、よいしょ先生、みなぼん編集長、執筆・編集・配信、ありがとうございます。

 今回のライジングは、ウンコ的なものに満ち満ちた回でした。SEALDsとその上部組織しばき隊のSNS上でのやり取りも、二人の優生学的トップブリーダーの妄想対談も、そして最後に虎の穴から出てくるウンコまで。
 雑誌が設定した対談の場において、最初から議論など望まず一方的に宣言したり謝罪要求したりするSEALDsの姿勢に、強い既視感を覚えました。その同様の過去事例とは、アイヌ民族問題における香山リカ氏です。怠惰な学生や専門外の社会人が不勉強なまま社会問題に首を突っ込めば、プロの運動家が用意した陣営集団に属すことが多く、個人の思考や行動は制限され、その人間関係の中で許された行動しかとれなくなっていくわけです。
 SEALDsの初期のデモに参加していた人の中には、外国から侵略されたら戦うと言っていた人もいたはずですが、今では憲法9条さえ守っていれば戦争にはならないという昔ながらの左翼の主張に落ち着いたようです。憲法9条は在日米軍と安保条約なくしては存立不可能なものであり、9条を護持しようとすれば、現行安保の上位互換である今次の安保法制も受け入れるしかないのですが、その点は全く見ないふりです。そんなSEALDs幹部を国会の公聴会に呼んだ野党も左右の陣営争いを繰り返したいだけなのかでしょう。
 しばき隊やSEALDs幹部のようなプロの運動家と化した人はもう戻れないとしても、学生には日常に戻ってほしいと、『脱生議論』を再読して強くそう思いました。就職が極めて困難で未来の見えない現代の学生が抱える不安を政治的な運動で紛らす行為はドラッグを求めるジャンキーのそれと同じです。今マスコミや知識人が若者の運動に期待をかけて持ち上げているのは自分たちの無力感からなのでしょうが、その行動は若者の未来を閉ざすものだと認識していただきたいものです。

 さて、よいしょ先生、いよいよお二方の唯物論的志向が明らかになりましたね。あれだけマルクス主義を嫌っている風を見せておきながら、あれだけ女系論者をコミンテルンのスパイかのように言っておきながら、男系固執≒Y染色体フェティシズム≒唯物論≒共産主義という経路で自ら正体を現しました。これまでの反共姿勢は、皇室を滅ぼしたい極左から同志と呼ばれる身分を偽装するためだったのでは?と勘繰りたくなります。

 奈良は古都の街というくくりでは京都の先輩格です。大仏様の鼻の穴をケツの穴と間違われるのはあまり気分の良いものではありません。しかし話の展開は面白いです。中国のミニチュア凱旋門!アレが悪いとしておきましょう(笑)。

 Oh shit!(クソッ) na85

日時
2015-08
投稿者
na85
記事
「運動に嵌る若者のリスク」小林よしのりライジング Vol.148
No.
62