shiro の削除コメント

ご配信ありがとうございます。大変勉強になりました。まとまった時間が取れれば文献を読んで自分でも確かめてみたいと思います。

しかし、今回のキモは「イスラム国と欧米諸国どちらが正しいのか?わしは、これには価値判断を下さない」ですね。歴史的過程から言えば、イスラム国にも大義はなくはない。しかし、復讐心に囚われた破滅的な正しさでは、世界の混迷は増すばかりで、何もよくはならないでしょう。かといって、何もしなければ欧米の悪は糾弾されることはない。そして日本はと言えば、テロリストを心情的に擁護するのも無理筋、となる。実は自分たちだって彼らのターゲットだからです。もはやどちらが正しいかを決めることに、どれだけの意味があるのか。そういう事態になってしまっていて、怨嗟を鎮める良い方法が思いつかない。だから少なくとも目には目を式のやり方だけは逆効果だと言うしかない。こうなると双方が戦い疲れてこりごりするのを待つしかないのかもしれません。それが何十年先か分かりませんが・・・。

いずれにしろ、これはやくざ同士の抗争のようで、あんまりいらぬ口を挟むといつのまにかドンパチの矢面に立たされそうなのに、いらないことを言いそうな人が首相なので、今から憂鬱です。

日時
2015-11
投稿者
shiro
記事
「パリ、同時多発テロの必然性」小林よしのりライジング Vol.156
No.
25