門弟の方の例題を考えてみました。
Hさんの例題は、私の場合、身内には、どうしても甘くなってしまうと思います。金の切れ目が縁の切れ目と言いますし、道徳的には、厳しい対応をする方が正しいと思います。甘い対応は、本人の為にも自分の為にも良くない様に思う。ですが、苦しんでいる身内の人間を目の前にしてしまうと…、甘くなってしまう様な気がするなあ…。ただ、貸した物が返って来なければ、赤の他人ほどではないにしろ、心の中では根に持つと思う。
Wさんの例題は、まず、Bさんは正しいと思います。俗に言う空気を読まず、悪い物は悪いと、行動で示した。とても勇気があるし好感を持ちました。道徳的にも正しいと思う。ただ、状況を見る事も道徳的なのではないか、とも思いました。
なるべく早くAさんから、『2度とやらない』などの言葉を引き出し、後は、また人の流れに乗って階段の渋滞を招かない様にするなど、状況が悪化するのわ防ぐのも、道徳的行動の様な気がしました。私なら、Bさんに助け船を出す行動が出来るかが、自分の勇気と道徳心を試されるのだという気がしました。
Yさんの例題は、正直、ブラックな企業にお金を遣うのは、そのブラックさに肩入れしている事になると思いました。私は、テレビで、そのブラックさを知ったら、なるべく、そこを利用しない様に意識します。ただ、安さが魅力なのも事実です。私は独身なので、まだ、金銭的な理由で利用する事を控えられるのですが…、家族の居る方や、若い方などは、そこまで考えてられないという状況はあると思います。
また、友人・知人などと一緒の時、そのブラックな店へ行こうって話になった場合、断ったり、別の店を勧めたりまでは、しないと思いました。
あと、フッと思ったのですが、そういう店は、売り上げが落ちればブラックさが改善されるのだろうかという事です。利益を出そうと、更にブラックさに拍車が掛かるなんて事も…、ある様な気もしますね。