私はグレートタコ社長 の削除コメント

>>69
その通りですよね、武士社会に於ける武士が武士に対しての情けが、
本来の意味だと思います、勿論先生が言わんとされる「武士の情け」が、エートスだと言うのも分かるのです。
しかし、実際に武家政権下で行われた情けとは、
例えば江戸泰平時代の「忠臣蔵」などが好例だと思われます。
本来ならば、殿中刃傷沙汰、浅野内匠頭切腹、赤穂藩お取り潰し、赤穂城明け渡し、
宿老以下は浪人…これで終わる訳です、
しかし、吉良上野介を討ち取る、首を撥ねる、
本当ならば幕府への叛逆行為な訳ですね、其処を幕府は、
一つの藩を取り潰すことに対してのリスクを背負い、行き場の無い旧赤穂藩の浪人達が、
吉良の首を捕りに行く事を容認した訳ですね、ハッキリ言ってしまえば、
幕府への不信感を上手く避けるために半ば認めた形にした訳ですね。
幕府は面目躍如、旧赤穂藩浪士には、切腹と言う名誉を与え、守りました。
これこそが、武士の情け、武士が武士の名誉を重んじるための「情」だと感じる訳ですね。
武田信玄の飯富虎昌の切腹などもそうです、武士の社会に於ける正義と情けを守る為に、
切腹を賜る訳ですね。
私が考える情けとは決して弱者を救済する為の情けでは無いのでは?と言う疑問は消えることは無いでしょうね。

日時
2016-10-27 22:58
投稿者
私はグレートタコ社長
記事
「『武士の情け』という日本人の倫理観」小林よしのりライジング Vol.198
No.
72