長過ぎました、取捨選択を御願いします。
『愈々上れば則ち愈々聾瞽也。』
いよいよ のぼれば すなわち
いよいよ ろうこ(不聴盲目)なり
成り上がり者が権力を握ると物事の大事を見ず、忠告を聴きかない意味です。傲慢不遜の意味です。転じて道理を通さず、本質を見抜け無い、理解力の無い、非常なる愚劣を意味するそうです。
安倍晋三が振り回す美意識は独善でしかありません。敗戦の劣等感を払拭して、戦前(敗戦前)の一等国に戻りたい歴史の非当事者の歪んだ感性です。
感性というより、感覚だけで論理が有りません。憲法九条の軍事的改正を唱えながら、敗戦した米国の膝にすがりついて、肩風吹かせたい矛盾に現れています。
その憲法九条改正も、合憲とされている自衛隊を第三項に加えるだけです。高森先生が、おっしゃる如く「国民投票で可決されれば」自衛隊は日本が米国から独立する為の軍事力になる事を阻止され「国民投票で否決されれば」自衛隊が違憲となり、合憲とされてきた最低限の専守防衛力さえ削がれます。かえって自国を堕落させる改憲を急ぐ愚劣です。
安倍晋三と眷属の右ヨタろーが、これにひたすら邁進する姿に、上の故事は、しっかり当てはまります。歪んだ自尊心と功名心に執着して、己のする事を正しく認識しようとしません。感覚だけで、考えも理も無く、己だけが絶対正義と考えているので、否定されると激高します。
自分も義を思うと無茶をやらかします。しかし、義の有無に関係無く、激高する者には注意です。冷静な視点が欠けています。ただ、全力を挙げなければならない時に、己の商売勘定をしたり、冷静過ぎるのも考えものです。
テロ拡散も、北朝鮮の核開発も責任の在り処は、先生のおっしゃる通りです。
根が右ヨタろーどもに責任追及しても無意味です。我執の権化です。一度、作り上げた価値観が当然になって、省みる能力を失っています。禍々しいのは、この中に、授業などで模範解答をしたり、衆前では道徳心を偽装する姿が有ります。利己に関わる場では、我執から離れ、詭弁を弄す曲芸屋は、非常に醜いです。
最終的には、危機を理解する者が、頭に火を着けて、必死覚悟で頑張るしか有りません。後は、呼びかけに振り向く事が可能な国民が、どれだけ居るかです。実際の庶民は、理を実行可能な人を見定めて支持するしかないです。
今回のライジングの要旨も、例にした故事教訓も、すでに何回も言われている事です。ライジングに賛同する者にとって、このコメントを含め、悪く言えば使い古されています。しかし、こんな常識を未だ理解不能な者が、知識人にも多くいます。何の為に学問が為されるのか大問題です。
ただ、これに丸め込まれているだけの人がいます。振り返れる人に向かって、何回でも形を変えて言い続けて、少しでも多くの常識を呼び戻したいです。使い古しにしてはなりません。
現在、安倍晋三一味は、保守から暴走した右ヨタろーに過ぎません。この下賤な偽装保守を、どう感違いすれば、左ヨタろーに包囲されてると言えるのか?
イデオロギーの争いが世界的に終焉し、四半世紀経っても、何故、左ヨタろーが先鋭化していると言えるのか?その先鋭化している左ヨタろーが、今頃揺らぎつつ有るとは、何を指して言っているのか?理解不能です。
安倍晋三を現実主義(リアリズム)と勘違いする右ヨタろーが多過ぎます。安倍晋三は、ただ、憲法を無視して法治主義を損いながら暴走しているナチストでしか有りません。これは、法治を知らぬ無法者の下賤な蛮行です。日本古来の風土文化も踏みにじり、米国の威にあやかろうと必死です。従って、安倍晋三が目指すのは、左ヨタろーと同じです。安倍晋三は、保守に偽装した左ヨタろーに過ぎません。実態は極左で有り、現実主義(リアリズム)で有るはずが無いのです。
右ヨタろーは左右に分けないと思考がまとまらないようです。この固定観念は、害悪カルトの根本です。本当の保守に右も左も無いです。理想を追求して現実を見ないのでは有りません。また理想を捨てて堕落するのでは有りません。現実を追求して法治手順をないがしろにするのでは有りません。また現実を捨てて夢想に逃げるのでは有りません。これらは、皆、保守すべきものが、はっきりしているからです。安倍晋三と右ヨタろーは、この全て逆を行こうとします。右ヨタろーには、まず、あらゆる語の定義を見直す事を勧めます。人間は、語句言葉文字でしか思考不可能です。語の定義を間違えれば、全てを間違えます。