週刊新潮2月8日号の記事は、何を根拠にしているか分かりません。不敬を言う前に人として無礼です。皇太子妃殿下をあげつらうのは、すなわち、国民の象徴たる両陛下と皇太子殿下、皇室を侮辱しているのが判らないのでしょうか？
これは、国民を侮蔑するのと同じです。文春が、小室氏を引退に追い込んで、怒りの声が巻き起こったのは、介護など、国民が共感する琴線に触れたからと言われています。これに関わらず、新潮に怒りが巻き起こらなければ、国民は皇室を他人事として、己事にしていないからです。伝統的権威を失い、権力が暴走したら、願っても皇室は無いのです。あんなに御願いして、御願いして、皇室に来て戴いたのに無礼、不遜の極まります。
雅子妃は、人一倍責任感をもって皇室に適応されようと為さいました。尋常ならざる重圧です。その重圧を振り払って御勤め為さろうとされました。そこへ、他家について勝手な憶測記事で、更に重圧をかけられれば、振り払おうとした重圧が、更に増幅されて重圧としてのしかかります。これが繰り返され、精神的負荷を振り払おうとすればするほど、御自身の内部で精神的重圧の増幅します。これが、PTSD のように、重圧が精神に刻み込まれ、御公務の場に臨み、苦痛がフラッシュバックされ、更に、重圧が精神に刻み込まれます。適応障害になられたのは、理の当然であり、これは、いじめによる立派な加害です。法に規定されていないだけです。
新潮は、この加害に罪の意識も無く、苦しめた御本人の傷に、更に塩を擦り込んで、人様が苦しみ悶えるのを、嘲るように楽しんでいる下賤です。これを恥に思って腹ば 詰めろ！です。国民も何も言わぬなら加害傍観者です。多摩川の冷水に浸って、息の詰まるまで心身を清めろ！です。
コメントされた方によって、貴乃花の状況が、かいつまみなものの掴めました。軽々しく支持は出来ません。公務員の同様な保身工作は、いやってほど有ります。
ただ、白鵬の かち上げとかは、反則で無いのは了解しているので、如何に卑怯でないと説明されても、余り意味が無いと思います。
それに、相撲が伝統とは違うと説明されても、それは、歴史が浅いというだけでしょう。歌舞伎が河原乞食とされた時代が有っても、今は伝統芸能という位置付けです。
伝統やブランドというのは、全ては、人間が勝手に価値付けるもので、相撲は少なくても江戸時代から興行が行われており、すでに伝統、国技として見られておれば、それは伝統、国技と思います。神話の話を持ち出して、相撲を殺し合いにすべきだというのは、論外として分かっています。
（年末とかに見る格闘技で、相手が倒れても馬乗りになって殴り続けるのは見るに忍びません。これを楽しむ見方を己は持っていません。こうするなら、いっそ降参無しの、素手の殴り合いで殺すまでやるべきと思ってしまいます。）
価値付けが行われなくなると、全てのものが何でもよくなります。あらゆるものが、だらしなく、好い加減で、杜撰になります。
この概念を追放するなら、相撲は相撲でなくなります。これによって、レスリングからプロレスが生まれて、各団体に分かれて衰退するようになっても、国民は相撲への思い入れなど無くなってよい事になります。NHK で放映して、受信料を取って利権を相撲にくれてやりたくは有りません。国民性とは縁切りで、どうなっても構う事は有りません。
そうなって欲しくないので、相撲に伝統と国技の意識は然るべく有るべきだと言うのが、己の立場です。そうなると、横綱は特別の格付けです。（格も人間が勝手に決めたものです。）
美意識が自然に加わります。
ローマで、本当の殺し合いを楽しむ闘技場観戦が有りました。奴隷同士の殺し合いです、勝てば、奴隷から解放される決まりでした。しかし戦い方が美しくない（悪い）と、勝利者まで殺されるか、奴隷から解放されない言う話をうろ覚えしています。
美は、非常に曖昧です。ゴッホの絵画に数百億円かける人もおれば、己など、くだらぬと思います。
しかし、実際に多くの人が相撲に美意識を少なからず持っています。ローマの闘技場と同じです。白鵬が、かち上げ、張り手を封じられたのは、この意識によります。横綱なら、抜群の品性、抜群の強さで、下位の力士を相手にするなら、圧倒的な強さ、優れた技巧で押しのけていく期待がかかっても仕方無い事と思います。それで勝てなくなれば、横綱でないという意見に賛意を持ちます。従って、勝てばよい、勝ち続ける事こそ品格だ、横綱の強さだという見方は取れません。
同時に、余りにも伝統、国技と言う美意識が強過ぎても、競技者への人権を考えれば酷になると思います。
一方相撲が、もうすでに伝統、国技で無く競技だと言うならば、レスリングからプロレスへ、玉奪いが、サッカー、ラグビーに分かれ、更に、フットサル、アメフトなどに別れたのと同じように、徹底的に、国柄を相撲から無くしてもらいたいと思います。これをすれば、相撲は潰れると思います。しかし、世代を重ねれば分かりません。