やギ 、分裂病者に絡まれた事の有ります。
『やギ !昨日!うちん戸ば ガタガタ言わしぇっとちゃろう!?』
「しょげなこつんしちょりましぇん。昨晩な、台風のかしゅめちゃったに、風ん強かで戸のガタガタしちょったんな、何処も一緒でしゅた。」
『いいんや、しょげなこつんなかけん、ぬしのしちょったんな風貌に出ちょる。白状しぇいや!ぼちくらこけしゅっと!』
「へえ、わかりましゅた。しょいでよかでしゅ。ぼぐなやっちょりまっしぇん、ばってん、しょげん言い張るんやったら、しょげん思っちゃっち構いまっしぇん。ぼぐん到らなかこつでしゅ。っしぇんでしたぁ。」
『白状しちょるんか、しちょらんか、わからんけん!謝っちも容赦しぇんぞ!しかっとしぇいや!』
「ぼぐな、どげんしゅればよかでしゅか?」
こうやって、なだめながら、相手の気持ちを高ぶらせないように引いて行くのが大変でした。理屈の問題では無いのです。事実と人情のやりとりが難しいのです。この均衡を崩してはなりません。相手を高ぶらせたら、何をされるかわからないのです。外に出た暴悪より。相手の中身に思いを到らせるのが肝要です。理知的には、いくらでも言えます。現役東大生なのですから。何故、九大生でなく東大生になったか、本人に聞いてください。
後に、知見の立ち過ぎた新米精神科医が、理知でもって、この人の心を分析して切り刻んだそうです。よく聞く結果ですが、殺されそうになったそうです。
知見の先に立つ者は、残酷を自ら引き寄せ、目の前の真実を明らかにするようで、処置すべき対応を誤り事態を混乱させます。人間を見られないからです。