小説幻冬のおぼっちゃまくん第二回の感想
既に時浦さんのブログにメーリングリスト会員さんからの
一部ネタバレ含む感想が紹介されていますが
前回のマジローと今回を読んでみて気付いたのですが
2016年7月頃のブログで先生が語っていた様な
コロコロアニキ掲載の作品よりブラックユーモアを効かせて
スタッフ二名が違和感を示し怯んだという
政治的主張とも捉えられかねない程の風刺は
作中に見受けられなかったですね。
この路線なら子供時代におぼっちゃまくんを楽しんで
作中の よしりん というキャラクターに愛着もあったけれど
現在の365日ブログやライジングやゴー宣で誰かしらを
かなり痛烈に批判している小林先生はどうも……
と離れていった人達にも楽しんでもらえるのではないかと
メーリスさんの感想にもありましたが
あの おとうちゃま のシーンを見た事で
おそらく思わず吹き出してしまい
衆人環視の中、ヤバイ人だと思われてしまった事に同情します。
アニメを見てた世代ならナョッとしたオネエ口調で話す
銀河万丈ボイスが脳内再生されてしまい更にヤバイことに…
欲を言えば○○さまの像 については何かしらの前フリが欲しかったですね。
そのような像が敷地内に存在していたのは初耳ですし
屋敷を飛び出した茶魔が実はその場所を目指していたという伏線もなく
唐突に出てきた聞造さんに言われて…といった多少強引な展開でしたから
聞造さんの登場はもう少しピンチになってからの方が らしかった のですが
ページ数の関係から仕方ないのでしょうね。それとまだ二回目なので
今回はとにかく懐かしキャラの顔見せ優先で楽しんでもらう
といった点では大成功だと思います。
あと先生やスタッフさんはド忘れしているのかもしれませんが
【他の良家の娘さん】の絵はあの【巨顔の怪物】にしておかないと(笑)
年3回のコロコロアニキでは単行本がいつまでも出せないとのことで
早く単行本を出したいから小説幻冬での連載になったそうですが
コロコロアニキは好評につき季刊になったので発信力を考慮すると
コロコロでも掲載した方が圧倒的に良いのでしょうが
幻冬舎の方が作家を丁重に扱ってくれて、自由に描かせてくれるのであれば
我々としては「おぼっちゃまくん一本の為に880円、それなら単行本まで待つか」
と考えてしまう出費ですが、仕方ありませんね。