笹先生のブログ「若者とニヒリズム」で、若者にニヒリズムが蔓延している例を読んで、安倍晋三の支持率が落ちない一端を伺えました。
ニヒリズムを理解させるのを辞めたのは仕方ないと思います。ニヒリズムの精神状態を言葉に表しようがないです。頑張りたいとか、現状を何とかしたいとか、自分のしたい事、やり遂げたい事が無ければ、教えようとしても分からないと思います。
よしりん先生は、漫画も何でも異世界ものばかりだとおっしゃっていました。ゲームの宣伝を見ても、そんな感じを受けます。今でも若者には、未知なるものへの挑戦心、探究心はあるようです。しかし、現実から羽ばたきたいけれども、現実に縛られている無力感の方が勝っているようです。今の社会が、上向きの心を砕いて必要性を感じさせないのだと思います。
日本は一応、生命維持に事足りているので向上心の湧きづらいく、弱肉強食で疲れ切って、与えられたもので満足しています。ニヒリズムが蔓延しない方が不思議と思います。
心は実際に、そのようにならないと分からないです。
ですから、国家的に重要で考えるべき危機感の分からないなら、徴兵制で、実際に体験させるしか無いと思います。非人権的ですけれど、思い知らせると言う事です。
少なくとも、人の生死、これを保証している社会の状態を知らせるには、高森先生の「太陽の指圧」にあるように、死にたくないと思わせる社会機能が必要です。
平穏過ぎる日常だけでは、法治の重要性、国家の危機などを含めて、この前提となる生命力の奮起や、道徳的なもの、向上したい心理は、教えようとしても言葉か文字のみになって理解させられないと思います。
ただ、鍛錬主義の軍国精神に注意は必要と思います。右ヨタろーは憧れているみたいですけれど、年齢制限無く施して、厳しさを痛感すればどうなるか?やり遂げたと威丈高となるか、神妙になるか見極めが必要です。
国防上の問題は、日常生活で困っているだけでは不足に感じます。選挙を棄権する方が多い現状では、参政権を必要としないほど、危機感を感じず、現状打破をする気も起こらず、諦観しているのが楽では、国ごと滅びに繋がります。